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インフルエンザ、従来の100倍の感度で検出可能
2015年2月12日

インフルエンザ、従来の100倍の感度で検出可能

こんにちは。院長の釜萢です。

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~~ 2015年2月9日 キャリアブレインより ~~
【インフル、従来の100倍の感度で検出-東京都医学総合研、簡易診断法を開発】

東京都医学総合研究所などは、インフルエンザのウイルスを従来の方法に比べて100倍の感度で検出する簡易診断法を開発したと発表した。

患者によっては発症3時間以内に診断できることも実証されたとのこと。

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これの何がすごいかといいますと・・・

今までの簡易型キットでは、検出感度があまり高くないため、インフルエンザ発症直後の早期には陰性となることが多く、
私たちも患者さんへの説明で、
「検査ではインフル陰性となったが、発症してから検査までの時間が短いため、100%陰性とは言い切れない」
と説明していました。

しかしこの機器を使えば、インフルエンザを発症した患者さんは、発症してから検査までの時間に関わらず、正確な診断ができるようになるということです。

今までは、発症早期のため陰性で、インフルエンザ薬を処方できなかった患者さんがかなりいらっしゃいましたが、この機器が実用化されれば、このようなケースが非常に減るでしょう。

この検査機器が、一般医療機関に出回るようになるのが待ち遠しいですね。

2015-02-12(2)

(患者さんの年齢・性別・症状などは、個人が特定されないよう、変更して記載している場合がございます。ご了承ください。)

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院長経歴(プロフィール)

かまやち内科クリニック院長。元慶應義塾大学病院 腎臓内分泌代謝内科所属。予防医学医。 専門は、糖尿病・高血圧、その他の生活習慣病(脂質異常症、痛風(高尿酸血症)など。オーダーメイドの診療を心がけています。医療現場の真実と向き合い、医療のあり方を一緒に考えていきたい。ひとりひとりの幸せな人生に寄り添い、病気と闘い続ける医師でありたい。そんな想いを込めて日々、走り続けています。