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痛風が男性に多い理由。【痛風/高尿酸血症】《池尻大橋、三宿、三軒茶屋、中目黒、渋谷、駒場、下北沢》
2016年3月18日

痛風が男性に多い理由。【痛風/高尿酸血症】《池尻大橋、三宿、三軒茶屋、中目黒、渋谷、駒場、下北沢》

 

こんにちは。院長の釜萢です。
今月に入り、痛風患者さん(高尿酸血症を含む)が増えてきました。

 

先日、Facebookの方で、「痛風がなぜ男性に多いのか?」というご質問を頂きました。
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実際に当クリニックでも、圧倒的に男性が多いのですが、そのお返事をまとめておこうと思います。

 

まず「痛風」(=痛風発作、痛風関節炎)は、血液中の尿酸値が上昇する病気、「高尿酸血症」によって生じます。
(血液中の尿酸値が高い状態が続くと、痛風発作(痛風関節炎)が起こります。)

 

(1)女性ホルモンには尿酸排泄作用がある。

血液中の尿酸は尿中から体外に排出されるのですが、
女性ホルモンのエストロゲンには、尿酸排泄作用があると言われています。

(痛風が圧倒的に男性に多いこと、女性も閉経後に尿酸値が上昇することを考えると、エストロゲンの尿酸排泄作用は、ある程度信頼性があると推測しています。)

 

(2)生活習慣病患者さんは、男性の比率が高い。

また痛風の原因は、性差以外では、生活習慣が大きく、飲酒を含めた食生活、運動不足(有酸素運動)、ストレスなども大きなリスクとなることから、典型的な生活習慣病の一つです。

女性の生活習慣病も増加傾向ではありますが、それでもまだ、生活習慣病患者さんの比率は、男性の方がかなり多い印象です。
そういったことも原因の一つであろうと思います。

 

2016-03-18

【当クリニックでは、糖尿病・高血圧を中心に生活習慣病の診療の他、一般内科の診療や、健康診断も行っています。検査内容も含め、何かございましたら、お気軽にお電話ください。】

(電話をかける⇒03-6450-8506) 

 

(患者さんの年齢・性別・症状などは、個人が特定されないよう、変更して記載している場合がございます。ご了承ください。)

 

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院長経歴(プロフィール)

かまやち内科クリニック院長。元慶應義塾大学病院 腎臓内分泌代謝内科所属。予防医学医。 専門は、糖尿病・高血圧、その他の生活習慣病(脂質異常症、痛風(高尿酸血症)など。オーダーメイドの診療を心がけています。医療現場の真実と向き合い、医療のあり方を一緒に考えていきたい。ひとりひとりの幸せな人生に寄り添い、病気と闘い続ける医師でありたい。そんな想いを込めて日々、走り続けています。