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看護師が、病気になりました。《世田谷区、目黒区、渋谷区、港区、新宿区、杉並区、千代田区、中央区》
2015年3月3日

看護師が、病気になりました。《世田谷区、目黒区、渋谷区、港区、新宿区、杉並区、千代田区、中央区》

こんにちは。院長の釜萢です。

先日から当クリニックを受診している若い女性(まだ30歳代前半)。
職業は看護師、それも救急病棟勤務です。

その彼女は、今まで病気を指摘されたことはなかったのに、昨年冬の健康診断で、初めて異常を指摘されました。
それも糖尿病と脂肪肝。
さぞかしショックだったことだろうと思います。

診察室で話をしましたが、今回の結果について、原因は自分なりに把握していました。
予想通り、夜勤などによる生活リズムの乱れと、救急病棟という過酷な状況での、極度の緊張感の連続が、
食生活の乱れにつながった。一言でまとめるとそのようなことでした。

そのようなことは、日常的に自分たちの病院でも起きている。。。
そんな話で終わらせてしまってよい問題でしょうか。

病気になる人には、様々な理由があります。
病気になっても仕方がないような生活を、自ら選んで続けている人。
このような方々にも、健康になってほしいと願うが、自ら健康とは真逆の方向へ進んで行ってしまっているから、なかなか救うのは困難です。

問題は、健康に注意しているにもかかわらず(あるいは、健康になりたいと願っているにもかかわらず)その方の置かれている
生活環境や労働環境が原因で、なかなか健康になれないケース。
ましてや、それが健康には人並み以上の知識や関心を持っているはずの医療従事者ともなれば、話は一層深刻です。
2015-03-03

今、多くのみなさま方の労働環境は、なかなか恵まれたものとは言えない場合が多く存在するのは承知しております。
しかし医療従事者のそれも例外ではなく、多くの方々が想像しているほど、生易しいものではありません。
医療従事者も人間です。自分の健康が保障されていない中で、患者さんの健康のために、尽くすことができるでしょうか。
あるいは、それができなければ、犯罪となるのでしょうか。

私のライフワークの一つは、日本の医療問題の改善です。
詳細については割愛いたしますが、医療の労働環境の健全化なしに、すぐれた医療の提供はあり得ないと思っています。
そんな思いもあり、今回の患者さんは、早いうちに良い状態まで改善させることを、固く心に決めました。

【当クリニックでは、糖尿病・高血圧を中心に生活習慣病の診療の他、一般内科の診療や、健康診断も行っています。検査内容も含め、何かございましたら、お気軽にお電話ください。】
(電話をかける⇒03-6450-8506) 

(患者さんの年齢・性別・症状などは、個人が特定されないよう、変更して記載している場合がございます。ご了承ください。)

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院長経歴(プロフィール)

かまやち内科クリニック院長。元慶應義塾大学病院 腎臓内分泌代謝内科所属。予防医学医。 専門は、糖尿病・高血圧、その他の生活習慣病(脂質異常症、痛風(高尿酸血症)など。オーダーメイドの診療を心がけています。医療現場の真実と向き合い、医療のあり方を一緒に考えていきたい。ひとりひとりの幸せな人生に寄り添い、病気と闘い続ける医師でありたい。そんな想いを込めて日々、走り続けています。