2015年4月25日

絞扼性イレウス(腸閉塞):腹痛をきたす緊急度最高レベルの病気です

 

こんにちは。院長の釜萢です。

 

以前、当クリニックでも経験したことのあるイレウス(腸閉塞)。
大学病院時代には、さらに重症なイレウスも経験しました。

 

イレウスといっても、原因によって重症度には幅があり、対応もかなり変わってきます。
イレウスの患者さんを診察したとき、最も重要かつ迅速な対応が求められるのが、手術の必要があるかないかの判断です。
この点において、手術、とりわけ緊急手術が必要となる絞扼性イレウスは、非常に緊急性の高い疾患ということになります。

 

この絞扼性イレウスがなぜ緊急手術が必要なほど、危険な病気なのでしょうか。

 

そもそもイレウス(腸閉塞)とは、何らかの原因により腸内容の通過障害がおこり、腸液、ガス、糞便などが腸内腔に充満し、排便や排ガスがなくなり、腹痛、嘔吐、腹部膨満などの症状が出現する病気のことです。

この腸閉塞の原因は大きく二つに分かれます。

一つは腸管の器質的な病変により腸管内腔の狭窄、閉塞を起こすもので、これを機械的イレウスといいます。
もう一つは、機能的イレウスとよばれるもので、腸管の器質的な原因がなく、腸管を支配する神経の障害により腸管の動きが悪くなり、腸管内容が停滞するものです。

 

絞扼性イレウスは、腸管の閉塞とともに、腸管に栄養を送っている血管も圧迫され、腸管壁の血行障害を起こし、腸管が壊死に陥ります。
そのため、激しい腹痛を訴え、全身状態が急速に悪化する事があります。

 

絞扼性イレウスの頻度はそれほど多くはありませんが、万が一の時、対応の遅れが命取りになる病気でもありますので、
いつもと違う腹痛などを生じた場合には、まずはお近くの医療機関を受診することをお勧めします。

 

 

【当クリニックでは、糖尿病・高血圧を中心に生活習慣病の診療の他、一般内科の診療や、健康診断も行っています。検査内容も含め、何かございましたら、お気軽にお電話ください。】

(電話をかける⇒03-6450-8506) 

 

(患者さんの年齢・性別・症状などは、個人が特定されないよう、変更して記載している場合がございます。ご了承ください。)

 

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2015年4月17日

やせる糖尿病薬、好調です。【SGLT2阻害薬】《池尻大橋、三軒茶屋、中目黒、代官山、恵比寿、二子玉川、祐天寺、駒沢大学、下北沢、広尾、白金、麻布十番、世田谷区目黒区渋谷区港区》

 

こんにちは。院長の釜萢です。

 

一年近く前から発売され、今、糖尿病を専門に治療している先生方にとても注目されている薬があります。
「SGLT2阻害薬」と呼ばれる薬です。
SGLTとは、sodium glucose cotransporter(sodium glucose transporter)の略で、「ナトリウム・グルコース共役輸送体」と呼ばれるタンパク質の一種です。

 

なぜ、それほど注目されているのか。
その理由の一つは、インスリンを介さずに血糖値を下げることです。

 

今までの糖尿病薬の多くは、膵臓(すいぞう)に作用して、インスリンという血糖値を下げる作用のあるホルモンを出させたり、
インスリンが効きやすい体に改善する(インスリン抵抗性を改善する)、といった種類のものでした。

 

今回の薬は、インスリンに関係なく血糖値を下げるため、膵臓への負担もなく、また従来の薬と併用することもできるというわけです。

 

しかし、それとともに注目されている二つ目の理由は、
「やせること」が明言されている、日本の保険診療では唯一の薬だからだと思います。

 

もちろん副作用や、使用する際の注意すべき点などはあります。
この薬の効果が出やすいであろう患者さんがいる代わりに、逆にリスクが高いと想像される患者さんもいます。

 

それでは、実際の臨床現場でこの薬を使うメリットはあるのか。

 

これまでの私の経験で、ということにはなりますが、
これらのことを十分理解したうえで、この薬を使うのであれば、メリットは非常に大きいと感じています。
具体的な事例に関しては、また折を見て報告させて頂きます。

 

 

【当クリニックでは、糖尿病・高血圧を中心に生活習慣病の診療の他、一般内科・甲状腺の診療や、健康診断も行っています。検査内容も含め、何かございましたら、お気軽にお電話ください。】

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2015年4月3日

近隣の病院から糖尿病高血圧患者さんをご紹介頂きました。《三軒茶屋、二子玉川、渋谷、神泉、中目黒、下北沢、駒沢大学、桜新町、池尻大橋、世田谷区目黒区渋谷区》

 

こんにちは。院長の釜萢です。
本日、近隣の大きな病院の消化器科の外来から、糖尿病・高血圧・高脂血症患者さんをご紹介頂きました。

 

かなり高齢で、内服治療もしっかり行っている様子。

 

やはり、大きな病院は、より専門性の高い治療を行うべき場所なので、
本来の専門からズレた患者さんは、他のクリニック(開業医)で治療してほしいと考えるのでしょう。

 

そのような状況の中、クリニックがその部分の下請け的な存在になるのも、地域医療を考える上では大切なことかと思いました。

 

その患者さんをご紹介くださった先生は、先日ある会でいろいろとお話をさせて頂いた先生。

 

早速ご紹介頂けると、やはりとても嬉しいものですね。
今後、胃カメラ(上部消化管内視鏡)検査を行うときには、こちらの病院も重要な御紹介先として考えることにしました。

 

このように、徐々に紹介し合える病院、クリニックが増えていくと、地域の患者さんを連携して診察、治療しているという意識が芽生え、
地域医療への貢献も、より積極的に行えるようになると思いました。

 

2015-03-06

 

【当クリニックでは、糖尿病・高血圧を中心に生活習慣病の診療の他、一般内科の診療や、健康診断も行っています。検査内容も含め、何かございましたら、お気軽にお電話ください。】

(電話をかける⇒03-6450-8506) 

 

(患者さんの年齢・性別・症状などは、個人が特定されないよう、変更して記載している場合がございます。ご了承ください。)

 

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インフルエンザがまた増えています。

 

 

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2015年4月2日

インフルエンザがまた増えています。《池尻大橋、三軒茶屋、二子玉川、下北沢、祐天寺、学芸大学、恵比寿、代官山、中目黒、世田谷区目黒区渋谷区》

 

こんにちは。院長の釜萢です。

 

2月の中旬ごろからインフルエンザ患者さんの数は減りだし、3月に入ると、ほとんどいなくなっていたと思いましたが、
ここへきて、毎日インフルエンザ患者さんを診ています。

 

先日の日曜日(3/29=医師会の当番)から昨日火曜日(3/31)までの3日間で、インフルエンザを4人診察しました。
内訳は、A型3人、B型1人です。

 

特徴をあげると、インフルエンザの典型的な症状である高熱をきたすものが多く、それらはA型であることが多いようです。
それに対し、少数ではありますが、明らかな発熱症状がないケースもあります。

先日は、ずっと体温は36℃台であったにもかかわらず、なかなか倦怠感(だるい症状)がとれず、飲んだ薬も効かなかった、という経過をたどった方が、B型陽性となりました。

 

2015-04-01

 

まだ今回の数人の方の傾向ではありますが、今年の今までのインフルエンザや、例年のケースを考えてみても、
典型的な症状のものが多い中、そのような症状とは異なるもので、実はインフルエンザであった、というケースも散見されます。

 

 

従って、高熱などのインフルエンザが強く疑われる症状が出ている場合にはもちろんのこと、
典型的な症状はないが、なんだか治りにくい、体のつらさがとれない、などの症状がある場合にも、念のためインフルエンザのチェックをお勧めします。
(近くの医療機関で調べてもらうことが可能です。)

また、検査をする前は感染を拡大しないよう、マスクは早めにつける方が良いでしょう。

 

 

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2015年3月25日

糖尿病・高血圧・脂質異常症(高脂血症)で看護師が来院。【仕事も病気に影響する:ライフスタイルを考えた治療の必要性】《世田谷区目黒区渋谷区港区新宿区杉並区》

 

こんにちは。院長の釜萢です。

 

先日、糖尿病・高血圧・脂質異常症(高脂血症)で若い看護師が来院しました。
今回初めて病気を指摘され、とても心配だったため、いろいろとネットで調べ、
30分以上かけて当クリニックを受診しました。

 

その方は、非常に真剣に病気のことを考え、治療にもとても積極的なのですが、
一点だけ気になることがありました。

それは職業が看護師で、勤務時間が不規則かつとても緊張感を強いられる職場であることです。

1カ月のうち、その多くを夜勤で働いており、夜中を緊張したまま過ごす日がかなりあること、
また食事の時間がバラバラになり、食事の量も一定しない。
さらに不眠傾向になるなど、病気の治療にはかなり厳しい環境となっていました。

 

患者さんの治療(とりわけ生活習慣病の場合)には、病気の状況それ自体を考えることも大切なのですが、
もっと大切なのは、なぜその病気になったのか、病気が治りにくい理由は何か、治療をしていくうえで変えるべきこと、注意すべきことは何か。
などを考えていく、
つまりはその患者さんの生活の背景(ライフスタイル)を考えて治療を進めていくことだと思っています。

 

幸い、その方はとても理解の早い方でしたので、私の話をすぐに理解してもらえました。
ただ、決定的な解決策というのは現状では難しいこともわかっており、今後、双方で相談しながらの治療になっていくと思います。

 

以前は、診療(情報の伝達)は医師から患者さんへの一方通行になることもあったそうです。
(現在でも一部の医療機関では、そのような状況が残っていると聞きますが。)

しかしながら、「患者さんの意思を尊重すること」が、診療の現場で当たり前になってきた昨今、
患者さんの希望や意思を確認しながら治療を進めていくのは、常識的なこととなっただろうと思っています。

 

生活習慣病では、患者さんのライフスタイルをしっかり把握し、その方の長い人生を考えたときに今、何をすべきなのかに焦点を当て、
患者さんが日常生活レベルのことを変えていくために、私はどのようなお手伝いができるのか。
また、どのようにお手伝いしていくのか。
これを患者さんと一緒になって考えていくのが、生活習慣病の治療なのだ
と思います。

 

2015-08-31(2)

【当クリニックでは、糖尿病・高血圧を中心に生活習慣病の診療の他、一般内科の診療や、健康診断も行っています。検査内容も含め、何かございましたら、お気軽にお電話ください。】

(電話をかける⇒03-6450-8506) 

 

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駒沢大学方面(三軒茶屋経由)と渋谷駅からバスで来院。バスでの通院も便利です。

 

 

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2015年3月18日

駒沢大学方面(三軒茶屋経由)と渋谷駅からバスで来院。バスでの通院も便利です。《三軒茶屋、駒沢大学、渋谷、神泉、三宿、二子玉川、池尻大橋、世田谷区目黒区港区》

 

こんにちは。院長の釜萢です。
最近、バスを利用して来院する方も増えてきています。

 

先日、駒沢大学方面(三軒茶屋経由)からと、渋谷駅からバスで来院した患者さんがいらっしゃいました。

 

駒沢大学方面では、例えば<駒沢大学駅前>バス停から三軒茶屋を通過して、クリニック目の前の<池尻>バス停まで、10分。

【渋11】(田園調布駅⇒渋谷駅)【渋12】(二子玉川駅⇒渋谷駅)【渋82】(等々力⇒渋谷駅)のいずれかに乗ればよく、
平日ならば、3~5分に1本は走っています。
《駒沢大学駅前 渋12[東急バス] [渋谷駅方面] バス時刻表》(←クリック)

この方は、遊びで池尻大橋のこのあたりにいらっしゃることが多いらしく、「いつもバスを使って来ているので慣れている」とおっしゃっていました。

 

また、渋谷駅からいらした患者さんは高齢で、クリニック目の前の歩道橋を渡る方が、渋谷駅の広い駅内を移動するより楽なのか、
池尻大橋駅が目の前に見えることもお話しましたが、使い慣れているバスでお帰りになりました。

ちなみに、クリニック目の前の<池尻>バス停から<渋谷駅>バス停までは、6~7分。

【渋05】【渋11】【渋12】【渋21・23】【渋24】【渋31】【渋32】【渋33】【渋34】【渋82】のいずれかに乗ればよく、
平日ならば、こちらも3~5分に1本程度、走っています。
《池尻(東京都) 渋12[東急バス] [渋谷駅方面] バス時刻表》(←クリック)

 

 

遠方からいらっしゃる患者さんも増えてきておりますが、電車(田園都市線/半蔵門線)はもちろん、
バスを使った通院方法もとても便利
ですので、
ぜひこの機会に一度調べて頂けるとよろしいかと思います。

【アクセス】ページ下半分です (←クリック)

 

2015-03-18

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今年の胃腸炎は脱水症に注意。

 

 

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2015年3月11日

今年の胃腸炎は脱水症に注意。《世田谷区目黒区池尻大橋、三軒茶屋、恵比寿、表参道、代官山、渋谷、中目黒、神泉、駒沢大学、三宿》

 

こんにちは。院長の釜萢です。

ここしばらく、(感染性/急性)胃腸炎が大流行しています。

 

基本的に胃腸炎の場合、典型的な症状は、腹痛、吐気などに嘔吐、下痢などが加わるものです。
多くの場合、水分摂取が十分できないため、脱水傾向になることが多くなります。

ただ、今期の胃腸炎では、これに加えて発熱、それも38度前後の高熱をきたすケースが、少なくないのです。

 

ただですら脱水傾向になっているところに、高熱を生じてしまうと、重症な脱水症になってしまいます。
重症な脱水症は、強い倦怠感(だるい感じ)を引き起こすため、当クリニックの待合室で待っている時、とっても「だるく」て「ぐったり」している患者さんが多いです。

患者さんがそれほど混んでおらず、スペースにも余裕があるときには、点滴による補液を行うこともできるのですが、
基本的にはクリニックなので、長時間の点滴は難しいのが現状です。

 

(点滴が必要なほど重症な場合は、緊急の血液・尿検査やその他の検査が必要な場合も多いため、
大きめの病院を受診することをお勧めします。

来院してくださった患者さんでも、症状が非常に重篤な上、精密検査が必要と判断されたため、
お手紙を書いて近くの大きな病院を紹介した方も、ごく少数ではありますがいらっしゃいました。)

 

2015-03-11

 

胃腸炎では、お腹の中に細菌(ばい菌)が入ってしまうことも問題ではありますが、脱水症が重症化することは
非常に危険な状態になりうる可能性が高いです。
(とくに、高齢者や持病のある(慢性疾患)患者さんは、脱水症だけでも入院が必要になる場合もあるくらい、危険なことです。)

 

腹痛、吐気・嘔吐、下痢など、胃腸炎の典型的な症状が出てきたときには、まずは十分な水分摂取を行っておきながら、
医療機関を受診してもらえると、病気のリスクを下げることができますし、何より、患者さん本人のつらさを軽減することができます。

 

【当クリニックでは、糖尿病・高血圧を中心に生活習慣病の診療の他、一般内科の診療や、健康診断も行っています。検査内容も含め、何かございましたら、お気軽にお電話ください。】

(電話をかける⇒03-6450-8506) 

 

(患者さんの年齢・性別・症状などは、個人が特定されないよう、変更して記載している場合がございます。ご了承ください。)

 

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2015年3月3日

看護師が、病気になりました。《世田谷区、目黒区、渋谷区、港区、新宿区、杉並区、千代田区、中央区》

こんにちは。院長の釜萢です。

先日から当クリニックを受診している若い女性(まだ30歳代前半)。
職業は看護師、それも救急病棟勤務です。

その彼女は、今まで病気を指摘されたことはなかったのに、昨年冬の健康診断で、初めて異常を指摘されました。
それも糖尿病と脂肪肝。
さぞかしショックだったことだろうと思います。

診察室で話をしましたが、今回の結果について、原因は自分なりに把握していました。
予想通り、夜勤などによる生活リズムの乱れと、救急病棟という過酷な状況での、極度の緊張感の連続が、
食生活の乱れにつながった。一言でまとめるとそのようなことでした。

そのようなことは、日常的に自分たちの病院でも起きている。。。
そんな話で終わらせてしまってよい問題でしょうか。

病気になる人には、様々な理由があります。
病気になっても仕方がないような生活を、自ら選んで続けている人。
このような方々にも、健康になってほしいと願うが、自ら健康とは真逆の方向へ進んで行ってしまっているから、なかなか救うのは困難です。

問題は、健康に注意しているにもかかわらず(あるいは、健康になりたいと願っているにもかかわらず)その方の置かれている
生活環境や労働環境が原因で、なかなか健康になれないケース。
ましてや、それが健康には人並み以上の知識や関心を持っているはずの医療従事者ともなれば、話は一層深刻です。
2015-03-03

今、多くのみなさま方の労働環境は、なかなか恵まれたものとは言えない場合が多く存在するのは承知しております。
しかし医療従事者のそれも例外ではなく、多くの方々が想像しているほど、生易しいものではありません。
医療従事者も人間です。自分の健康が保障されていない中で、患者さんの健康のために、尽くすことができるでしょうか。
あるいは、それができなければ、犯罪となるのでしょうか。

私のライフワークの一つは、日本の医療問題の改善です。
詳細については割愛いたしますが、医療の労働環境の健全化なしに、すぐれた医療の提供はあり得ないと思っています。
そんな思いもあり、今回の患者さんは、早いうちに良い状態まで改善させることを、固く心に決めました。

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2015年2月23日

脂肪肝を合併した糖尿病高血圧患者さん~患者さんとの信頼関係が困難な治療も可能にする~《世田谷区、目黒区、渋谷区、港区、新宿区》

こんにちは。院長の釜萢です。

先日、糖尿病と高血圧で通院を開始した患者さん(60歳代、男性)が、以前から肝機能障害(脂肪肝)を指摘されていたことがわかり、血液検査を行いました。
すると、AST 130(40以下)、ALT 110(40以下)、γGTP 200(50以下)と、重度の肝機能障害であることがわかりました。

以前かかっていた病院で行った、今までの血液検査のデータをみせてもらったところ、3年ほど前からすでに、似たようなデータになっていました。
しかし、5年ほど前には、もっと正常に近いデータであったこともわかり、なぜ、3年間もこのような状況を放置してきたのかが、残念でなりませんでした。

病気を放置すると、病状が悪化したり、治る病気も治らなくなることがあります。
必ず主治医と相談し、治療を継続してもらいたいと思います。

この患者さんとは、私と一緒にしっかり治療をしていくことを約束し、まずは大きな病院で専門の先生の診察、必要な検査、を行ってきてもらうことになりました。
2015-02-21

患者さんとしっかりコミュニケーションをとり、信頼関係を築くことで、患者さんが難しい治療にも向き合ってくれるようになります。
3年間放置してきた病気を、私と出会い、治療する気になってくれたことはとても嬉しく思いました。

楽な治療ではないと思いますが、コツコツと地道で確実な治療を継続することが、長い目で見たときに、大きな違いとなって現れます。
私もこの患者さんの治療において、どんなときも最善を尽くしていくことを心に誓ったのでした。

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2015年2月21日

腹痛と背部痛で来院した肝障害(急性肝炎疑い)患者さん《世田谷区三軒茶屋、下北沢、下高井戸、池尻大橋、渋谷区恵比寿、代官山、広尾、目黒区中目黒、港区表参道、麻布十番、白金》

こんにちは。院長の釜萢です。

先日、腹痛・背部痛(お腹と背中の痛み)で、40歳代女性の患者さんが来院しました。
少し熱っぽいとのことでしたが、それ以外、はっきりした症状なし。
本人は、胃痛がつらいので受診したとのこと。

話を聞いていると、いくつか腑に落ちない点があり、診察をしてみて、やはりこれはおかしいと確信しました。
普段は胃痛のみの症状の方に、採血をすることはないのですが、その日は迷わず採血・採尿。

(検査や所見などは、個人が特定されないよう割愛します。)

翌朝、血液検査の結果を見て、緊張が走りました。
AST 150(40以下)、ALT 140(40以下)、γGTP 150(50以下)と、
肝機能(肝臓の具合)に関わる項目が、いずれも正常値の3倍以上に上昇していたのです。

急いで本人の携帯に連絡し、病状を伝え、来院してもらいました。
2015-02-18(1)

患者さんは、私の話を聞きながら、
始めのうち、状況がよくわからなかったようでしたが、徐々にその意味合いがわかってくると、とっても不安そうな表情に変わっていきました。

私は、患者さんが過度な不安を抱えないよう説明をし、
急いで大きな病院と連絡を取り、そこの外来を受診してもらいました。

今回、たまたま腹痛と背部痛(お腹と背中の痛み)を生じたために、当クリニックを受診してもらえましたが、
もし症状が何もなければ、危険なところでした。

まだ、正式なお返事(お手紙)が返ってきていないため、詳細は分かりませんが、
大きな病院へ向かう直前に、今まで話してもらえていなかったいろんな情報を話してもらえました。
そして、命の恩人なみに、感謝されました。

2015-02-18(2)

この2日間で難しいと感じたのは、
「患者さん本人には、気が付きにくい自覚症状がある」。
言い換えると、「我々にとっての大切な情報(症状を含め)が、患者さんにはわからない」ことです。

患者さんは一般的に、医学的な専門知識はほとんどないわけですから、それはある程度、やむを得ないことになる。
しかし、患者さん一人の診察に使える時間、その場にある検査機器の種類、がクリニックでは限られていることを考えると、
その中で、いかに診察、診断の精度を上げていけるかは、
どれだけ短時間に、患者さんとの信頼関係を作り、大切な情報を引き出せるかがとても重要、ということになります。

我々医師は、知識や技術を日々アップデートしていく必要があるのは当然ですが、
それに加え、患者さんとのコミュニケーションがどれだけうまくいくかで、(クリニックでは特に)
患者さんの満足度も変わり、さらには診察や診断のレベルが大きく変わることを、再認識した出来事でした。

【当クリニックでは、糖尿病・高血圧を中心に生活習慣病の診療の他、一般内科の診療や健康診断も行っています。検査内容も含め、何かございましたら、お気軽にお電話ください。】
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