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今年の胃腸炎は脱水症に注意。《世田谷区目黒区池尻大橋、三軒茶屋、恵比寿、表参道、代官山、渋谷、中目黒、神泉、駒沢大学、三宿》
2015年3月11日

今年の胃腸炎は脱水症に注意。《世田谷区目黒区池尻大橋、三軒茶屋、恵比寿、表参道、代官山、渋谷、中目黒、神泉、駒沢大学、三宿》

 

こんにちは。院長の釜萢です。

ここしばらく、(感染性/急性)胃腸炎が大流行しています。

 

基本的に胃腸炎の場合、典型的な症状は、腹痛、吐気などに嘔吐、下痢などが加わるものです。
多くの場合、水分摂取が十分できないため、脱水傾向になることが多くなります。

ただ、今期の胃腸炎では、これに加えて発熱、それも38度前後の高熱をきたすケースが、少なくないのです。

 

ただですら脱水傾向になっているところに、高熱を生じてしまうと、重症な脱水症になってしまいます。
重症な脱水症は、強い倦怠感(だるい感じ)を引き起こすため、当クリニックの待合室で待っている時、とっても「だるく」て「ぐったり」している患者さんが多いです。

患者さんがそれほど混んでおらず、スペースにも余裕があるときには、点滴による補液を行うこともできるのですが、
基本的にはクリニックなので、長時間の点滴は難しいのが現状です。

 

(点滴が必要なほど重症な場合は、緊急の血液・尿検査やその他の検査が必要な場合も多いため、
大きめの病院を受診することをお勧めします。

来院してくださった患者さんでも、症状が非常に重篤な上、精密検査が必要と判断されたため、
お手紙を書いて近くの大きな病院を紹介した方も、ごく少数ではありますがいらっしゃいました。)

 

2015-03-11

 

胃腸炎では、お腹の中に細菌(ばい菌)が入ってしまうことも問題ではありますが、脱水症が重症化することは
非常に危険な状態になりうる可能性が高いです。
(とくに、高齢者や持病のある(慢性疾患)患者さんは、脱水症だけでも入院が必要になる場合もあるくらい、危険なことです。)

 

腹痛、吐気・嘔吐、下痢など、胃腸炎の典型的な症状が出てきたときには、まずは十分な水分摂取を行っておきながら、
医療機関を受診してもらえると、病気のリスクを下げることができますし、何より、患者さん本人のつらさを軽減することができます。

 

【当クリニックでは、糖尿病・高血圧を中心に生活習慣病の診療の他、一般内科の診療や、健康診断も行っています。検査内容も含め、何かございましたら、お気軽にお電話ください。】

(電話をかける⇒03-6450-8506) 

 

(患者さんの年齢・性別・症状などは、個人が特定されないよう、変更して記載している場合がございます。ご了承ください。)

 

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院長経歴(プロフィール)

かまやち内科クリニック院長。元慶應義塾大学病院 腎臓内分泌代謝内科所属。予防医学医。 専門は、糖尿病・高血圧、その他の生活習慣病(脂質異常症、痛風(高尿酸血症)など。オーダーメイドの診療を心がけています。医療現場の真実と向き合い、医療のあり方を一緒に考えていきたい。ひとりひとりの幸せな人生に寄り添い、病気と闘い続ける医師でありたい。そんな想いを込めて日々、走り続けています。