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月経(生理)不順も侮るなかれ~ホルモン異常の可能性~《世田谷区目黒区渋谷区港区杉並区》
2015年6月23日

月経(生理)不順も侮るなかれ~ホルモン異常の可能性~《世田谷区目黒区渋谷区港区杉並区》

 

こんにちは。院長の釜萢です。

 

最近、まれな病気の患者さんを診察する機会が増えています。
先日、糖尿病と高血圧、脂質異常症を健康診断で指摘された30代の女性患者さんが当クリニックを受診しました。

 

とくに高血圧が重症であったため、高血圧の原因となるホルモンが異常に分泌されている病気(二次性高血圧)はないか、検査したところ、
副腎と下垂体(いずれもホルモンを分泌する臓器)から出ているホルモンがとても少ないことがわかりました。

 

その患者さん、問診の際に月経(生理)不順があると言っていたのですが、よくよく聞いてみると若いころから年に1回しか生理が来ないとのこと。
そのため、婦人科からお薬を処方されていました。

 

下垂体から分泌される、卵巣を刺激するホルモンが少ないと、女性ホルモンが十分分泌されずに月経不順(無月経)になります。
現在、このようなことが起こっていないか、内分泌科の詳しい検査のできる医療機関で、検査をしてもらっています。

 

糖尿病、高血圧が専門の私の場合、これらの病気はホルモン(内分泌)が深く関わっており、それらに関するホルモンの検査は随時行っています。
今回のように、脳下垂体や女性ホルモン異常まで関係してくることは、かなり稀なケースではありますが、しっかり診断していきたいと思います。

 

女性の皆さまには、たかが月経(生理)不順と高を括ることはせず、妊娠の可能性も含め、早めに婦人科を受診することをお勧めします。

 

2015-06-22-(2)

 

【当クリニックでは、糖尿病・高血圧を中心に生活習慣病の診療の他、一般内科の診療や、健康診断も行っています。検査内容も含め、何かございましたら、お気軽にお電話ください。】

(電話をかける⇒03-6450-8506) 

 

(患者さんの年齢・性別・症状などは、個人が特定されないよう、変更して記載している場合がございます。ご了承ください。)

 

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院長経歴(プロフィール)

かまやち内科クリニック院長。元慶應義塾大学病院 腎臓内分泌代謝内科所属。予防医学医。 専門は、糖尿病・高血圧、その他の生活習慣病(脂質異常症、痛風(高尿酸血症)など。オーダーメイドの診療を心がけています。医療現場の真実と向き合い、医療のあり方を一緒に考えていきたい。ひとりひとりの幸せな人生に寄り添い、病気と闘い続ける医師でありたい。そんな想いを込めて日々、走り続けています。