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健康診断の糖尿病はなぜ放置されたのか?検診病院選びの注意点《健康診断、人間ドック、糖尿病、高コレステロール血症》
2017年1月20日

健康診断の糖尿病はなぜ放置されたのか?検診病院選びの注意点《健康診断、人間ドック、糖尿病、高コレステロール血症》

 

こんにちは。院長の釜萢です。

 

数年前から糖尿病を指摘されていた、60歳の女性。

 

毎年受けている健康診断の面談では、医師から食事に気を付け、運動するよう指示されており、3ヶ月に1回、病院も受診していたそうです。

 

それでも、生活に変化は見られなかったため、糖尿病は改善されず、HbA1c 6.9程度のままでした。(6.5以上で糖尿病です。)

 

本日膀胱炎の症状で近くの病院を受診したところ、糖尿病があると感染症にかかりやすい(病気になりやすい)と告げられ、慌てて当院を受診しました。

 

血液検査を行なったところ、悪玉コレステロールも高いことが判明。そのことについては、ほとんど説明されていなかったようです。

 

健康診断(検診)を行なっている医療機関はたくさんあります。どの場所で健康診断を行うかは、その後のフォローがしっかりできるかどうかで選んで頂きたいと思います。検診病院の種類は大きく分けて以下の2通りです。

 

(1)検診結果を(機械的に)会社や自宅にお送りする、検診(検査)専門の医療機関のタイプ。
たくさんの検査を短時間で行うことができるメリットがあります。デメリットは、検診結果を受け取った側が、異常を指摘されたら自主的に、相応しい医療機関を探して受診する必要があります。

 

(2)検診病院に専属の医師が勤務しており、その医師が検診結果や治療についてサポートしてくれる医療機関のタイプ。
今回の患者さんのケースはこちらのタイプ。健康診断を行なった病院に、専属の医師も勤務しており、診療を行なっていたようです。しかしながら、糖尿病も脂質異常症(悪玉コレステロールが高い)も無治療でした。

 

直接その医師と話したわけではないので、なぜこれらの病気が放置されていたのか、はっきりしたことはわかりませんが、もしかするとこれらの病気を専門的に治療した経験がない方だったのかもしれません。

 

当院では健康診断にも力を入れています。
せっかく健康診断を行うのですから、悪い状態のものがあれば指摘をし、良い方向に改善していくための相談や工夫をする。この考え方を原則とし、みなさんが気軽に行える健康診断を目指して行きたいと思います。

 

2017-01-19

【当クリニックでは、糖尿病・高血圧を中心に生活習慣病の診療の他、一般内科の診療や、健康診断も行っています。検査内容も含め、何かございましたら、お気軽にお電話ください。】

(電話をかける⇒03-6450-8506) 

 

(患者さんの年齢・性別・症状などは、個人が特定されないよう、変更して記載している場合がございます。ご了承ください。)

 

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院長経歴(プロフィール)

かまやち内科クリニック院長。元慶應義塾大学病院 腎臓内分泌代謝内科所属。予防医学医。 専門は、糖尿病・高血圧、その他の生活習慣病(脂質異常症、痛風(高尿酸血症)など。オーダーメイドの診療を心がけています。医療現場の真実と向き合い、医療のあり方を一緒に考えていきたい。ひとりひとりの幸せな人生に寄り添い、病気と闘い続ける医師でありたい。そんな想いを込めて日々、走り続けています。