こんにちは。院長の釜萢です。
健康診断で高血圧と肥満症を指摘された45歳の女性が来院しました。
診察室で血圧を測定すると、血圧 175/110 mmHg。
そして血液検査をしてみたところ、(空腹時)血糖値 142 mg/dL、HbA1c 6.6%で糖尿病と分かりました。
5年前の健康診断までは、異常なしでした。
数年前に一度、体重の減量に成功したものの、この1年間で7㎏、この数か月で5kg体重が増えて70kgになったとのことでした。
体重が増えて糖尿病になるケースは少なくありませんが、太ってしまった原因によっても、その後の治療がスムーズにいく場合とそうでない場合があります。
この方の場合では、5年間健康診断をしていなかったことが、一番大きな問題でした。
現在すでに著しい高血圧がありますので、昨年あるいは一昨年、健康診断を行っていれば、その時点で高血圧を指摘されていたかもしれず、
その治療を継続する中で、体重増加を防いだり、ダイエットが可能だったかもしれません。
しっかり医療機関にかかることは、現在ある病気の治療ももちろんですが、新たな病気の発症を防いだり、重症化させないという面でも大きなメリットがあります。
今回はのケースでは、健康診断をしばらく行っていなかったこと、それゆえ病気(高血圧)の発見が遅れ、もしかしたら防げたかもしれない次の病気(糖尿病)も発症してしまいました。
やはり健康診断は毎年行っておくべきであり、異常を指摘されたら、早期に医療機関を受診すべきである典型的な例ではなかったかと思います。
また、この患者さんは中目黒方面から通院しているのですが、徒歩でも通院できるほか、バスを使っての通院も便利です。
詳細はホームページ 「交通手段別アクセスのご案内」
(2)バスでお越しの方 ←クリック
をご覧ください。
【当クリニックでは、糖尿病・高血圧を中心に生活習慣病の診療の他、一般内科の診療や、健康診断も行っています。検査内容も含め、何かございましたら、お気軽にお電話ください。】
(患者さんの年齢・性別・症状などは、個人が特定されないよう、変更して記載している場合がございます。ご了承ください。)
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