こんにちは。院長の釜萢です。
40歳代前半の高血圧、痛風男性。
19歳で高血圧を指摘され、32歳の時に痛風発作を起こして、それ以来、某大学病院 膠原病リウマチ痛風センターに通院していました。
今回、諸事情あって、当院に紹介受診となりました。
来院時、すでに痛風の薬2種類、高血圧の薬2種類を飲んでおり、それぞれのコントロールはまずまず良好とのことでした。
診察時の血圧は162/94。血液検査でUA 5.1(尿酸値: <7)と尿酸値はコントロール良好でしたが、γGTP 158(<50)とアルコール性脂肪肝は明らかに問題でした。
その後当院で食事を中心とした、日常生活の話をして、それから2ヶ月がたちました。
再度血液検査を行い、本日その結果をお話しました。
まず血圧が 127/71 と、別人のように改善していました。
そしてUA 4.6、γGTP 94と尿酸値は下がり、脂肪肝も改善してきました。
何か変わった点はあるか、聞いてみたところ、
・毎晩飲んでいたお酒を週2回に減らした。
・食事量を言われたように減らしたつもり。
・その結果体重は、検査までの2ヶ月で2kg、今日までで合わせて4kg減った。
・すると、体調はすこぶる良い。
とのことでした。
引き続き、食事内容、飲酒量に注意して過ごしていくよう話し合いました。
おそらく以前の病院でも、痛風や高血圧の患者さんへの一般的な注意事項は説明されていたはずです。
それでもこれだけ効果の違いが出ます。
大病院の外来の先生と患者さんとの間には、心理的な隔たりが大きくなる傾向があります。
当院では、そのあたりの溝を埋めていけるようなアプローチを心掛けています。
【当クリニックでは、糖尿病・高血圧を中心に生活習慣病の診療の他、一般内科の診療や、健康診断も行っています。検査内容も含め、何かございましたら、お気軽にお電話ください。】
(患者さんの年齢・性別・症状などは、個人が特定されないよう、変更して記載している場合がございます。ご了承ください。)
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