こんにちは。院長の釜萢です。
先日、糖尿病と高血圧で通院を開始した患者さん(60歳代、男性)が、以前から肝機能障害(脂肪肝)を指摘されていたことがわかり、血液検査を行いました。
すると、AST 130(40以下)、ALT 110(40以下)、γGTP 200(50以下)と、重度の肝機能障害であることがわかりました。
以前かかっていた病院で行った、今までの血液検査のデータをみせてもらったところ、3年ほど前からすでに、似たようなデータになっていました。
しかし、5年ほど前には、もっと正常に近いデータであったこともわかり、なぜ、3年間もこのような状況を放置してきたのかが、残念でなりませんでした。
病気を放置すると、病状が悪化したり、治る病気も治らなくなることがあります。
必ず主治医と相談し、治療を継続してもらいたいと思います。
この患者さんとは、私と一緒にしっかり治療をしていくことを約束し、まずは大きな病院で専門の先生の診察、必要な検査、を行ってきてもらうことになりました。
患者さんとしっかりコミュニケーションをとり、信頼関係を築くことで、患者さんが難しい治療にも向き合ってくれるようになります。
3年間放置してきた病気を、私と出会い、治療する気になってくれたことはとても嬉しく思いました。
楽な治療ではないと思いますが、コツコツと地道で確実な治療を継続することが、長い目で見たときに、大きな違いとなって現れます。
私もこの患者さんの治療において、どんなときも最善を尽くしていくことを心に誓ったのでした。
【当クリニックでは、糖尿病・高血圧を中心に生活習慣病の診療の他、一般内科の診療や、健康診断も行っています。検査内容も含め、何かございましたら、お気軽にお電話ください。】
(電話をかける⇒03-6450-8506)
(患者さんの年齢・性別・症状などは、個人が特定されないよう、変更して記載している場合がございます。ご了承ください。)