こんにちは。院長の釜萢です。
先日、若い男性がとても疲れた表情でクリニックの待合室に座っていました。
22歳男性。まだ学生さんでした。
2週間前から坂を登るときに動悸・息切れを自覚するようになり、1週間前からは症状が悪化して息苦しさまで出てきたとのことでした。
そして、今朝から39℃の発熱。。。
症状としては、それほど稀なものではなかったのですが、なんといっても若い男性。
しかも、定期的に運動をしていて、健康診断でも一度もひっかかったことのないとのこと。
複数の検査を行い、結果は血液を構成している3つの血球成分が、すべて少なくなっている【汎血球減少症】というものでした。
出血しやすい、出血が止まらない、などの症状はみられなかったものの、高熱で重度の貧血症状。
近くの大きな病院に救急搬送となりました。
糖尿病や高血圧を専門に診ていると、一般内科的な重症疾患はあまり多く見かけませんが、
それでも中には緊急対応が必要な方もいらっしゃいます。
糖尿病・高血圧の専門性はしっかり高めつつも、一般内科医としての能力も維持することの大切さを
再認識した経験でした。
【当クリニックでは、糖尿病・高血圧を中心に生活習慣病の診療の他、一般内科の診療や、健康診断も行っています。検査内容も含め、何かございましたら、お気軽にお電話ください。】
(患者さんの年齢・性別・症状などは、個人が特定されないよう、変更して記載している場合がございます。ご了承ください。)
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