こんにちは。院長の釜萢です。
本日は、歌手(モデル)の方や、テレビ番組に出演している方々が患者さんとして来院する、メディア関連の一日となりました。
病状の詳細に関しては割愛させて頂きますが、お一方に関しては、写真集の撮影がうまくいくように、内科的治療によってお手伝いできることをさせて頂きました。
やはり、これらの世界でご活躍の方々は、一般の我々とは違う次元のストレスやプレッシャーに晒されている、ということを実感しました。
以前、大きな病院に勤務していた頃も、テレビで普通に見ている芸能人の方々、政治家の方々、その他、公にはできない立場の方々などの
診察にあたってきましたが、常に病院としての治療方針や、担当科としての治療方針があり、それらを主治医が一人で決定することはありませんでした。
しかしながら、当クリニックでそれらの方々の診察にあたるときは、院長である自分が治療方針を決め、その結果に対する責任を負います。
院長が患者さんのニーズを詳しく理解できていれば、治療もスムーズに進んでいくし、結果も期待されているものにより近づけることができるでしょう。
また、小回りの利く対応が可能になるのも、クリニックならではのメリットかもしれません。
もちろん、すべての患者さんに対し、ベストな治療を心掛けて臨むのは当然のことです。
そして、開業医である自分の大切な役目は、地域医療に貢献すること。つまりは地域住民の健康を守ることです。
その一方、特殊な立場の患者さんたち(背負っている責任や、社会的影響力が、私たち一般社会に生きている人たちとは異なる方々)が存在することも事実であり、
そういった方々への対応も検討しておく必要があるのでしょう。
最終的には、このあたりのバランス感覚が、多くの方々と一致している、ということが多数のみなさまの理解を得られる、信頼されるクリニックに必要なことなのかと思いました。
(患者さんの年齢・性別・症状などは、個人が特定されないよう、変更して記載している場合がございます。ご了承ください。)