こんにちは。院長の釜萢です。
先日、吐き気と胃もたれを主訴に、当クリニックを受診した女性。
診察をしていると、お腹がとても張っているのがわかりました。
便秘であることがわかり、よくよく話を聞いていくと、それは高校時代にまでさかのぼり、
その対応に、市販の便秘薬をなんと、一度に10錠も飲んでいるとのことでした。
とにかく便秘の程度を知る必要があり、腹部X線(レントゲン)を撮影してみると、
なんとイレウス(腸閉塞)。
痛みを伴わないイレウスは経験がなかったのですが、あまりに長期間、慢性的に便秘の状態が続いたため、
もう身体がその状態に慣れてしまった、ということなのでしょう。
外科的な処置が必要な程度かどうか評価し、緊急性が低いことを確認できたため、
内服治療で経過観察することにしました。
大きな病院でも経験しない病状を、クリニックで経験する。
むしろ、大した状態ではないと思っている患者さんがクリニックを受診し、
ビックリする状況に陥っているケースを、時々経験するようになりました。
みなさんも、通常と異なる状況が長く続いている場合には、一度クリニックを受診することを
お勧めいたします。
【当クリニックでは、糖尿病・高血圧を中心に生活習慣病の診療の他、一般内科の診療や、健康診断も行っています。検査内容も含め、何かございましたら、お気軽にお電話ください。】
(患者さんの年齢・性別・症状などは、個人が特定されないよう、変更して記載している場合がございます。ご了承ください。)
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