こんにちは。院長の釜萢です。
先日、当クリニックで世田谷区の健康診断(特定健診)を受けた患者さんの結果説明をしたところ、
血圧がおよそ160/100の、著明な高血圧でした。
本人は、10年近く健康診断で高血圧を指摘され続けてきたが、ずっと放置してきた。
今回は、高血圧も含め、問題点はしっかり治療しようと思って健康診断を受けた、
とのことでした。
こういった場合、結果説明の日に、(必要ならば血液検査・尿検査を行い)保険治療を開始することも可能です。
この方も、治療をするなら、生活習慣病を専門にしている、当クリニックで治療を開始したい、との思いで
健康診断(特定健診)も当クリニックで行ったとのことでした。
健康診断(特定健診・長寿健診・検診)はどこで行っても同じでしょうか?
答えは『 NO 』です。
たしかに、健康診断(特定健診・長寿健診・検診)の結果は、測定ミスがない限り、どこの医療機関で行っても同じです。
しかし、本当に大切なのはそのあとです。
そのデータをどう解釈し、(その患者さんのバックグラウンドをしっかり理解したうえで、最適な判断をする)、その解釈を患者さんにどう説明するか。
生活習慣病には様々なパターンがあり、似たようなデータに見えても、解釈の仕方は微妙に異なることがあります。
説明の仕方によっては、医師の真意が伝わらず、せっかく正しい解釈をしても、患者さんの治療をしようという気持ちに結びつかない場合すらあります。
こういった点を考えたとき、大学病院時代から、10年以上生活習慣病を見続けてきた私は、その部分、つまりデータの解釈から患者さんへの説明、そしていかに患者さん自身の治療する気に結びつけるか。
さらには、治療をいかに効果のあるものにするか、という部分に絶対の自信を持っています。
実際、今回の患者さんは、その日に高血圧治療を開始しただけでなく、採血検査をし、次回の栄養相談(食事指導)の予約を取って、笑顔で帰って行きました。
私はその患者さんのこれからの素晴らしい変化が、とても楽しみです。
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