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院長コラム

急に気温が下がりました。こんな時の注意点は・・・。《上気道炎、胃腸炎、膀胱炎、腎盂腎炎、池尻大橋、三宿、下馬、世田谷区目黒区》

 

こんにちは。院長の釜萢です。

 

先週の中ごろから急に気温が下がり、体調を崩す方が相次いでいます。
当クリニックに体調を崩して来院する方の症状、病気は、大きく分けると以下の3通りに分かれています。

 

(1)ふだん風邪を引いた時によくあらわれる症状である、咽頭痛(喉が痛い)、咳嗽(咳がでる)などを中心とした症状。

 

これは普段風邪をひいたとき、喉がはれやすかったり、咳が出やすい方が、今回も同様の症状でいらした場合。
高熱や頭痛を伴ったりしていることもあります。

 

まずは体の診察、次に症状に応じて、胸部X線や血液検査を行うこともあります。

 

治療は基本内服薬としますが、非常に重症感が強いケースや、病院を紹介するにも、そこまで行ってもらう前に
対応が必要と判断した場合、まれに注射や点滴を行うことがあります。

 

(注意:注射や点滴治療の必要性を判断するのは医師です。治療内容は患者さんの病状から、医学的根拠をもとに、
判断しています。以前、注射による治療がなされないことに腹を立て、暴言を吐いてスタッフや周囲の患者さんに
迷惑をかけた患者さんがいらっしゃいました。皆様方におかれましては、くれぐれもこのようなことがないように、
よろしくお願いいたします。)

 

予防としては、一般的な風邪と同じですが、うがい、手洗いを行うこと。気温の変化に合わせ、着ているものを
調節する、などが有効です。

 

(2)腹痛、下痢がひどく、場合によって嘔気・嘔吐などを伴う症状。

 

もともと胃腸が弱い方はもちろん、そうでない方も、このような症状をきたします。
これに加え、高熱が加わるときもあります。

 

まず体の診察、次に症状に応じて、腹部X線や血液検査を行うこともあります。
こちらも治療は基本内服薬としますが、脱水が強いケースや飲食が難しい場合には、注射や点滴を行うことがあります。

 

予防としては、暴飲暴食、大量飲酒は避けるように。また生ものは控え、火をよく通してから食べることも、
感染性胃腸炎にかかる確率を減らします。

 

(3)はっきりした症状はないが、急激な高熱をきたした場合。

 

これが一番診断の難しいケースです。若い女性で、膀胱炎の既往がある場合は考えやすいのですが、
本人が、膀胱炎になったことはないと思っており、自覚症状がない時もあります。

 

このようなとき、全身の診察をした後、炎症のフォーカスが(どこにばい菌が入ったか)はっきりしない場合には、
尿検査(迅速)を行うことが多いです。

 

これで膀胱炎(高熱が出ている場合は、急性腎盂腎炎)が何人も見つかりました。
治療は必要に応じて点滴治療を行います。安静にし、水分を十分摂取し、寒くしないことも大切です。

 

予防は、しっかり水分補給をし、トイレに十分な回数いくこと。お腹や足をあまり冷やさないこと、免疫力を落とさないこと
などがあります。
女性の場合は、海、プールなどに行った後に、膀胱炎になった、という方もいらっしゃいましたので、これらも注意かもしれません。

 


【当クリニックでは、糖尿病・高血圧を中心に生活習慣病の診療の他、一般内科の診療や、健康診断も行っています。検査内容も含め、何かございましたら、お気軽にお電話ください。】

(電話をかける⇒03-6450-8506) 

 

(患者さんの年齢・性別・症状などは、個人が特定されないよう、変更して記載している場合がございます。ご了承ください。)

 

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