こんにちは。院長の釜萢です。
先日、中目黒・代官山方面の大きな病院で糖尿病治療を開始していた患者さんが、
違う先生のところで治療を続けたいとのことで、当院を受診しました。
その病院はとても素晴らしい先生が多く、患者さんの治療を聞いた限り、とても標準的で常識的な治療内容だと思いました。
にもかかわらず、どうしてその病院での治療に納得できなかったのか。
治療をしていた時の血糖コントロールはHbA1c 6.5〜7.5程度。とても良くはないけれど、全くダメでもない程度。
それでも、その患者さんは、その病院での治療に強い不満を持っていました。
我々も患者さんも人間である以上、相性というものはあると思います。
生活習慣病は、ただ薬を処方していれば良い、という病気ではないため、いっそう医師の考え方や治療法に違いが出やすいのかもしれません。
今回のケースでは、患者さんがその部分に共感できなかったために、治療成績はそれなりによかったにもかかわらず、ついていけないと感じてしまったのではないでしょうか。
(ちなみに私の考える生活習慣病は、医師と患者さんが一緒になって、患者さんの生活習慣を変えていくために工夫や努力をしていく必要がある病気だと思っています。)
現在その患者さんは、真剣に病気と向き合い、着々とよい状態へ変わりつつあります。
私と一緒に病気を治していこうという熱意を感じます。
より多くの患者さんのニーズに合わせられる、多くの引き出しを持つと共に、多くの方々に共感される考え方、治療方針を示していける医師でありたいと、改めて思いました。
【当クリニックでは、糖尿病・高血圧を中心に生活習慣病の診療の他、一般内科の診療や、健康診断も行っています。検査内容も含め、何かございましたら、お気軽にお電話ください。】
(患者さんの年齢・性別・症状などは、個人が特定されないよう、変更して記載している場合がございます。ご了承ください。)
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