こんにちは。院長の釜萢です。
今月に入り、痛風患者さん(高尿酸血症を含む)が増えてきました。
先日、Facebookの方で、「痛風がなぜ男性に多いのか?」というご質問を頂きました。
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実際に当クリニックでも、圧倒的に男性が多いのですが、そのお返事をまとめておこうと思います。
まず「痛風」(=痛風発作、痛風関節炎)は、血液中の尿酸値が上昇する病気、「高尿酸血症」によって生じます。
(血液中の尿酸値が高い状態が続くと、痛風発作(痛風関節炎)が起こります。)
(1)女性ホルモンには尿酸排泄作用がある。
血液中の尿酸は尿中から体外に排出されるのですが、
女性ホルモンのエストロゲンには、尿酸排泄作用があると言われています。
(痛風が圧倒的に男性に多いこと、女性も閉経後に尿酸値が上昇することを考えると、エストロゲンの尿酸排泄作用は、ある程度信頼性があると推測しています。)
(2)生活習慣病患者さんは、男性の比率が高い。
また痛風の原因は、性差以外では、生活習慣が大きく、飲酒を含めた食生活、運動不足(有酸素運動)、ストレスなども大きなリスクとなることから、典型的な生活習慣病の一つです。
女性の生活習慣病も増加傾向ではありますが、それでもまだ、生活習慣病患者さんの比率は、男性の方がかなり多い印象です。
そういったことも原因の一つであろうと思います。
【当クリニックでは、糖尿病・高血圧を中心に生活習慣病の診療の他、一般内科の診療や、健康診断も行っています。検査内容も含め、何かございましたら、お気軽にお電話ください。】
(患者さんの年齢・性別・症状などは、個人が特定されないよう、変更して記載している場合がございます。ご了承ください。)
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