糖尿病を知らない20年来の糖尿病患者さんが来院。《世田谷区目黒区渋谷区港区、池尻大橋、三軒茶屋、中目黒、三宿》
こんにちは。院長の釜萢です。
先日、50歳代の男性が糖尿病治療を希望で当クリニックを受診しました。
その方の持っていた血液検査の結果には、血糖値は載っているものの、HbA1cは測定されておらず。
(注:HbA1cとは、最近1~2ヶ月の血糖の状態を推定できる値のこと)
本人に、今までのHbA1cの値を聞いてみたところ、そもそもHbA1cを知らず。
さらに、糖尿病とはどんな病気か、ほとんど知らない状況でした。
糖尿病は、病気そのものも怖いのですが、むしろ糖尿病があることによって動脈硬化が進んだり、生活に支障をきたす合併症を起こしやすいところが、本当の怖さです。
幸い、お薬だけは処方されていて、それらは欠かさず飲んでいたようですので、緊急性の高い状況にはなっていなかったのですが、血糖コントロールが非常に悪いことは間違いなさそうです。
今回のケースでは、病気の説明がなされないまま、長い間治療が続けられてきていたということになり、非常に残念でなりません。
やはり糖尿病に限らず、長い期間しっかり治療をしていく必要のある病気をみてもらうのであれば、納得のいく説明をしてもらえるということは、医師を選ぶうえで最も重要なポイントの一つかと思います。
糖尿病、高血圧を専門に診ている自分としては、一生を通じてその患者さんと関わっていくつもりで診療をしていますので、十分な信頼関係のもとに通院を続けてほしいと願っています。
【当クリニックでは、糖尿病・高血圧を中心に生活習慣病の診療の他、一般内科の診療や、健康診断も行っています。検査内容も含め、何かございましたら、お気軽にお電話ください。】
(患者さんの年齢・性別・症状などは、個人が特定されないよう、変更して記載している場合がございます。ご了承ください。)
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