一般内科で
主に取り扱う病気
一般内科で取り扱う病気は主に4つに分類され、様々な病気が含まれます
季節性のもの
- 花粉症
- 熱中症(発熱、けいれん、
意識障害) - インフルエンザ
- ノロウイルス
- 気管支喘息
- 急性膀胱炎など
けいれんや意識障害を伴う熱中症は、直接大きな病院へ搬送します。
年間を通じて発症するもの、ケアが必要なもの
- 胃炎
- 胃腸炎
- 頭痛
- 脳梗塞・脳卒中
- 不整脈
- 不安神経症・過呼吸症候群など
これらのうち、不整脈や脳梗塞・脳卒中、過呼吸症候群の重症なものは、緊急で大きな病院を紹介、場合によっては救急搬送いたします。
長期間、薬を飲み続けて頂くもの
- 不整脈(動悸・息切れ、めまい・
ふらつき) - 気管支喘息
- 便秘
- (鉄欠乏性)貧血 など
その他
- 健康診断(検診)・特定健診・人間ドックを受けて、生活習慣病や異常を指摘された(要治療、要精密検査などになった)もの など
生活習慣病に関しては、こちらをご確認ください。
症状からの分類
呼吸器症状(呼吸器内科に含まれる、肺炎、気管支炎、咽頭炎・扁桃炎、気管支喘息などの病気の症状)
- 咳
- 痰
- 呼吸困難(呼吸苦)
- 喘鳴
- 頸部リンパ節腫脹
消化器症状(消化器内科、胃腸科に含まれる、胃炎、胃腸炎、腸炎、胃潰瘍・十二指腸潰瘍、逆流性食道炎、腸閉塞(イレウス)
などの病気の症状)
- 腹痛(上、下)
- 嘔気
- 嘔吐
- 食欲不振(食欲低下、食欲がない)
- 下痢
- 便秘
- 胃もたれ
- 吐血
- 下血
循環器症状(循環器内科に含まれる、狭心症、心筋梗塞、不整脈、心不全、などの病気の症状)
- 胸痛
- 呼吸困難(呼吸苦)
- 動悸
- 息切れ
- 不整脈
- 浮腫(むくみ)
神経症状(神経内科に含まれる、脳梗塞、脳出血、脳卒中、その他の病気の症状)
- 筋力低下
- 脱力
- 感覚障害
- 頭痛
- 平衡障害
- 構音障害(ろれつが回らない)
内分泌疾患(甲状腺疾患を含む、血液疾患、精神的疾患などの症状を含み、ある病気に典型的な症状ではないもの。
(いろんな可能性が考えられるため、医療機関で診察を受け、診断される場合が多い。)
- その他の症状〔倦怠感(何となくだるい、疲れやすい)、不眠、不安、微熱が続く〕など
などに分類されますが、いずれも症状と病気が一対一に対応する訳ではないため、最終的には医師の判断が必要になります。
診察させていただき、当クリニックで可能な検査・治療を行い、必要と思われる場合には、提携先の専門病院などの紹介をさせていただきます。
日常の風邪や腹痛の症状など、いつもより何か体調が悪いときなどは、お気軽にお立ち寄りください。
生活習慣病について
当クリニックでは、糖尿病、高血圧を中心に、脂質異常症(高脂血症)、痛風(高尿酸血症)、肥満症などの生活習慣病(メタボ)治療・予防を専門としています。また、生活習慣病の多くは自覚症状が少なく気付いたときには進行しているケースも少なくありません。健康だと思われている方も、気になった際にはお気軽にご相談ください。
生活習慣病の予防・早期介入の重要性~沖縄県の現状から
現在病気の、とりわけ生活習慣病の予防は重視されるようになってきましたが、生活習慣の改善はいまだ困難な状況です。
かつての長寿県、沖縄は生活習慣の急激な変化に伴い、日本で屈指の肥満・糖尿病県となりました。さらに、メタボリックシンドロームや生活習慣病の進展、心血管病の増加を招き、2000年には都道府県別の男性平均寿命が26位に低下する「沖縄クライシス」が起きました。
2013年9月15日現在で100歳以上を迎える高齢者を調査した厚生労働省のデータでも、沖縄県は10万人当たりの100歳以上の割合が1963年の1位から8位へ下がっています。高齢者は天寿を全うし、若年・中年世代に生活習慣病、心血管病が増えて平均寿命を下げていると考えられ、生活習慣改善の難しさ、肥満や糖尿病は生活習慣と密接に関わっていることがわかります。糖尿病による新規透析導入率も、沖縄県は全国平均の約2倍となっていて、生活習慣を改善できないために、肥満、糖尿病、高血圧のコントロールが不十分になっている実態を表す結果となっています。
沖縄は本土よりも欧米化が進みやすい傾向があるため、日本の20~30年後を示すといわれていますが、沖縄クライシス以後も、平均寿命の低下、糖尿病の透析導入率は高値であり、生活習慣の欧米化に由来するこれらの状況は、悪化し続けています。
これらのことからも、生活習慣病の予防・治療は、非常に緊急度の高い問題であることがお分かり頂けるかと思います。
高血圧症
高血圧は自覚症状がほとんどないのですが、放っておくと動脈硬化の進展のみならず心筋梗塞や脳卒中のような重篤な疾患を引き起こすことになります。早いうちに治療を行い、適正値に血圧をコントロールをしていくことが大切です。そのために適度な運動や減塩などの生活習慣の改善を行います。血圧の値が改善されない場合は、薬物治療となります。
当クリニックでは、患者様に合わせたアドバイスや治療を行いながら、患者様の安定した血圧コントロールのための治療を行っています。
脂質異常症
高脂血症(脂質異常症)とは、血液中の総コレステロール値、あるいは中性脂肪が高いものを言います。中性脂肪、悪玉コレステロールが増えることが動脈硬化を進め高血圧や慢性腎臓病の進行につながります。さらには、脳卒中や心筋梗塞の危険因子にもなります。
当クリニックでは、治療と共に食事の指導を行い体重のコントロールが有効と考えております。できる限り油物の食事を控えていくことなど簡単に取り組めることもあります。
痛風(高尿酸血症)
血中の尿酸値が高いことにより、関節炎を生じる病気を痛風と言います。尿酸が体内で増えすぎると結晶となり、関節に溜まってきます。これが痛風発作を引き起こします。尿酸はプリン体が代謝された時に産生されるため、プリン体を多く摂取すると高尿酸血症(痛風)を生じます。
当クリニックでは、痛風の原因となっている生活習慣をつきとめることから始めます。治療ガイドラインでは、「適度な量の飲酒」、「プリン体の摂取を控えめにする」、「十分な水分摂取」、「尿をアルカリ性に保つ」、「運動」、「ストレスの解消」がすすめられており、実際に患者さんの生活に可能な形で取り入れられる工夫をしていきます。
肥満症
肥満症とは、BMI25以上で肥満に原因があるか肥満に関連していて、減量を必要とする健康障害を伴うものを言います。また、健康障害はなくても、検査によって内臓脂肪型肥満と診断されたものを言います。
主な原因は、運動不足と食べすぎが原因である事は、多くの方がご存知だと思います。「仕事が忙しく、時間がないから運動はできないし、お付き合いの飲み会も多いので、仕方がない。」とよく患者様はお話されます。ご自分の生活を振り返って、美しい健康体を求めて、少しの時間でも御身体を動かしたり、ゆっくり咀嚼してお食事を摂ったり、飲み会を減したり、少しの生活改善が肥満を解消していくと思われます。
当クリニックでは、血液検査を行い、その他の疾患(二次性肥満など)が隠れていないか確認します。糖尿病があれば、GLP-1、GIP/GLP-1受容体作動薬などを含めた薬物療法も検討します。摂取カロリーや栄養バランスに問題がありそうな場合は、栄養相談を勧める可能性があります。
※肥満症の詳しい内容は、「日本肥満学会」の【肥満症診療ガイドライン2022】をご確認ください。
【肥満症治療と日本肥満学会が目指すもの】
http://www.jasso.or.jp/data/magazine/pdf/medicareguide2022_05.pdf
【肥満症の治療と管理】
http://www.jasso.or.jp/data/magazine/pdf/medicareguide2022_09.pdf
アレルギー内科(気管支喘息)
当クリニックでは、気管支喘息や花粉症(アレルギー性鼻炎)に関する治療を行っております。
気管支喘息について
喘息とは、空気の通り道(気道)が長い期間アレルギーなどの炎症を繰り返すことで狭く敏感になり、呼吸時にヒューヒュー、ゼーゼーといった音が聞こえる喘鳴(ぜんめい)や呼吸困難などの発作が生じる病気です。
当クリニックでは、以下の「喘息予防・管理ガイドライン」に準じた治療を行っています。より専門的な治療に対しては、専門の先生にご紹介いたします。
引用元:アレルギー総合ガイドライン2022
花粉症のセルフケア
ご自分でできるセルフケアとしては外出時にマスク、めがねをして、原因の花粉を少しでも体の中に入れないようにする努力が必要です。
花粉症用のマスクでは花粉が約1/6、花粉症用のめがねでは1/4程度に減少することが分かっています。花粉情報に注意し、花粉飛散が多いときには無駄な外出は避けるようにしてください。家にいる場合でも、花粉飛散の多いときには窓の開け閉めに注意をしましょう。もし、外出する場合にはけばけばした花粉のつきやすいコートを着ることは避けましょう。外出から帰ってきてもすぐに顔を洗い、うがいをすることをお勧めします。
全く症状をなくすことは不可能ですが、少しでも症状を軽くすることができるでしょう。鼻粘膜の状態を良くするように、悪化の因子であるストレス、睡眠不足、飲みすぎなどを抑えることが大切です。軽い運動などは花粉防御をしたうえでは推奨されると思われます。
対処療法
- 内服薬による全身療法
- 点眼、点鼻薬などによる局所療法
その他、鼻粘膜への手術療法、減感作療法などもありますが、こちらに関しましては、お近くの耳鼻咽喉科にご相談ください。
発熱外来(風邪症状の方へ)
発熱外来についてのご案内
2018年頃から、国内でも新しい感染症の発見が相次ぎ、「発熱外来」という言葉を耳にすることが増えたかと思います。発熱外来とは、発熱や咳などの風邪症状がある患者さんを通常の診察室とは別の専用スペースで診察することです。当院の場合は、残念ながらスペースの問題がございまして、特定の時間帯(16時~17時)に限定して、診察をしております。
発熱外来は、感染症の広がりを防ぐために設けられた取り組みです。2002年のSARS(重症急性呼吸器症候群)や2009年の新型インフルエンザの流行時に、その必要性が高まりました。現在は、新型コロナウイルス感染症の対策としても重要な役割を果たしています。
発熱外来の目的と流れ
- 目的
- 感染症の広がりを防ぐため、風邪症状のある患者さんを他の患者さんと分けて診察します。
- 流れ
- 予約:事前に電話で予約をしてください。当日予約のみ対応しております。
- 来院:マスクを着用し、入り口からお入りください。
- 診察:医師や看護師が準備して、安全に診察します。
- 注意点
発熱外来を受診することで、他の病気の発見が遅れる可能性があります。症状が続く場合や他の心配がある場合は、医師にご相談ください。
かまやち内科クリニック発熱外来のご案内
発熱外来の概要
- 診察内容:
発熱、咳、のどの痛みなどの風邪症状に対する診察と治療
新型コロナウイルス感染症の検査(必要に応じて)
その他の感染症の診断と治療 - 診察時間:
月曜日〜金曜日:午後16:00〜17:00
※当日診察のみ完全予約制となっておりますので、事前にご連絡ください。
※予約でいっぱいの場合は、診察をお断りすることもございます。ご了承ください。 - 予約方法:
お電話にてご予約を承っております。
予約電話番号: 03-6450-8506 - ご来院時のお願い:
必ずマスクを着用してご来院ください。
入り口での体温測定と手指消毒にご協力ください。
発熱外来は専用の診察室で行いますので、一般外来とは別の入り口をご利用いただきます。 - 注意事項
発熱外来の受診は、事前予約が必要です。飛び込みでの受診はお断りしております。
ご予約の際には、発熱や咳などの症状を詳しくお伝えください。
新型コロナウイルス感染症の検査をご希望の方は、事前にその旨をお知らせください。