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高血圧症(血圧が高い)

高血圧とは

そもそも高血圧の定義とは何でしょうか?もっともよく使われている高血圧の数字は、「診察室で測定した血圧が140/90mmHg以上」(家庭で測定した血圧が135/85mmHg以上)ではないかと思います。
しかしながら、以下の表で見て頂ければわかるとおり、その方が血圧以外に病気を持っているかどうか(合併症)、年齢、既往歴(今まで経験した病気)、家族歴(その方の家族の病気)、生活習慣、さらに仮面高血圧(白衣高血圧、早朝高血圧、夜間高血圧、昼間高血圧)があるかなどで、「血圧が高い」の定義は異なり、これらのことを総合して、その方の「血圧が高い」のかどうか判断しています。

したがって血圧の目標値は、「診察室では140/90mmHg未満、家庭では135/85mmHg未満」が一般的ではありますが、年齢や合併症により変わってきます。40代の方では診察室での血圧が140/90mmHg未満、家庭での血圧が135/85mmHg未満が目標値です。糖尿病や慢性腎臓病、冠動脈疾患(心臓病)などがある方はこれよりも目標値が低くなります。

高血圧とは

高血圧とは

高血圧とは

高血圧の患者数

わが国では4,000万人の高血圧患者さんが推算され、正常高値血圧を含めると5,500万人という、患者数の最も多い生活習慣病です。

高血圧の症状

無症状であることが多いです。著しい高血圧や低血圧などでは、頭痛、気分不快などを生じることもあります。

高血圧の診断

血圧は絶えず変動しているため、診断には正しい血圧測定が必要です。正確な診断には診察室血圧のほかに、家庭血圧(自宅での血圧)を血圧手帳に記録してもらうことが大切です。

高血圧の治療方法

開始時期の目安

初診時血圧が140/90mmHg程度で、かつ他のリスクがない患者様の場合には、生活習慣の修正を行い、一定期間の後、再度血圧を測定する。その後、リスクを評価し、降圧目標が決まった段階で、それに応じた治療を開始する。

初診時血圧がそれ以上の場合や、血圧以外の心血管病のリスクや糖尿病、慢性腎臓病などがある場合には、病態に応じた対応をする。

降圧目標の目安

若年者・中年者では130/85mmHg未満が一般的で、糖尿病、慢性腎臓病、心臓病などリスクの高い患者さんでは130/80mmHg未満とすることが多いです。脳血管障害患者さん(脳卒中、脳梗塞など)や高齢者ではこれよりも高めの血圧を目標に設定する場合があります。
高血圧は自覚症状がほとんどないのですが、放っておくと動脈硬化の進展のみならず心筋梗塞や脳卒中のような重篤な疾患を引き起こすことになります。早いうちに治療を行い、適正値に血圧をコントロールをしていくことが大切です。そのために適度な運動や減塩など、生活習慣の改善を行います。血圧の値が改善されない場合は、薬物治療となります。
当クリニックでは、患者様に合わせたアドバイスや治療を行いながら、患者様の安定した血圧コントロールのための治療を行っています。

血圧数値(150~200)で見る
症状とリスク

血圧が正常値から逸脱している場合、健康に重大な影響を及ぼす可能性があります。
頭痛、息切れ、不整脈などの症状があれば、早期の医療機関受診が必要です。適切な治療とアドバイスを受け、合併症のリスクを軽減しましょう。

血圧150の症状とリスク

軽度の頭痛、めまい、疲労感などが現れることがあります。心臓や血管に負担がかかり、長期的には心臓病、脳卒中、腎臓疾患のリスクが増加します。

血圧160の症状とリスク

頭痛が頻繁に起こり、息切れや動悸も増加します。心臓への負荷が大きくなり、心臓病や脳卒中のリスクが高まります。

血圧170の症状とリスク

呼吸困難や視覚障害が現れることがあり、心臓への影響がさらに増加します。動脈硬化の進行や腎臓機能の低下が危険です。

血圧180の症状とリスク

胸痛や不整脈が起こり、心臓病や脳卒中のリスクが急増します。動脈の炎症や血管の損傷が深刻化し、臓器への影響が懸念されます。

血圧200以上の症状と
リスク

呼吸困難、嚥下困難、けいれんなどが出現し、生命に直接的な危険があります。心臓や脳、腎臓などの臓器に対するダメージが極めて高まり、救急治療が必要です。