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【花粉症】花粉症治療の注意点。その症状は本当に花粉症?《池尻大橋、世田谷区、目黒区、渋谷区、田園都市線》
2016年2月23日

【花粉症】花粉症治療の注意点。その症状は本当に花粉症?《池尻大橋、世田谷区、目黒区、渋谷区、田園都市線》

 

こんにちは。院長の釜萢です。
最近花粉症の症状で来院する患者さんが増えています。
その中で、気になった患者さんがいらっしゃいました。

 

その方は高血圧で通院中の38歳女性。
前日から、のどの軽い痛みと体が重い感じ(倦怠感)を感じていました。

 

いつもの花粉症と似た症状なので、この際、毎年もらっていた花粉症の薬も一緒に処方してほしいとのこと。
たしかに、症状からすると、花粉症でもおかしくありません。

 

体温を測定すると、37.0℃の微熱があり、実際はなんとインフルエンザでした。

 

花粉症をお持ちの方でも、この時期似た症状の場合、必ずしも花粉症ばかりではありませんのでご注意ください。

 

さらに注意が必要なことに、花粉症の薬の中には飲むステロイド薬が入っていることがあります。
飲むタイプのステロイド薬は免疫力を低下させるため、気管支炎やインフルエンザの時に飲んでしまうと大変です。
(点眼ステロイド薬、点鼻ステロイド薬、気管支喘息治療の吸入ステロイド薬は問題ありません)

 

また糖尿病の患者さんでは、飲むステロイド薬は血糖値を上げる作用もあるため、飲むときには注意が必要です。

 

たかが花粉症の薬と言えども、持病をお持ちの方はとくに、専門のお医者さんに相談して処方してもらうことが大切かと思いました。

 

2016-02-23

【当クリニックでは、糖尿病・高血圧を中心に生活習慣病の診療の他、一般内科の診療や、健康診断も行っています。検査内容も含め、何かございましたら、お気軽にお電話ください。】

(電話をかける⇒03-6450-8506) 

 

(患者さんの年齢・性別・症状などは、個人が特定されないよう、変更して記載している場合がございます。ご了承ください。)

 

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院長経歴(プロフィール)

かまやち内科クリニック院長。元慶應義塾大学病院 腎臓内分泌代謝内科所属。予防医学医。 専門は、糖尿病・高血圧、その他の生活習慣病(脂質異常症、痛風(高尿酸血症)など。オーダーメイドの診療を心がけています。医療現場の真実と向き合い、医療のあり方を一緒に考えていきたい。ひとりひとりの幸せな人生に寄り添い、病気と闘い続ける医師でありたい。そんな想いを込めて日々、走り続けています。