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脂肪肝を合併した糖尿病高血圧患者さん~患者さんとの信頼関係が困難な治療も可能にする~《世田谷区、目黒区、渋谷区、港区、新宿区》
2015年2月23日

脂肪肝を合併した糖尿病高血圧患者さん~患者さんとの信頼関係が困難な治療も可能にする~《世田谷区、目黒区、渋谷区、港区、新宿区》

こんにちは。院長の釜萢です。

先日、糖尿病と高血圧で通院を開始した患者さん(60歳代、男性)が、以前から肝機能障害(脂肪肝)を指摘されていたことがわかり、血液検査を行いました。
すると、AST 130(40以下)、ALT 110(40以下)、γGTP 200(50以下)と、重度の肝機能障害であることがわかりました。

以前かかっていた病院で行った、今までの血液検査のデータをみせてもらったところ、3年ほど前からすでに、似たようなデータになっていました。
しかし、5年ほど前には、もっと正常に近いデータであったこともわかり、なぜ、3年間もこのような状況を放置してきたのかが、残念でなりませんでした。

病気を放置すると、病状が悪化したり、治る病気も治らなくなることがあります。
必ず主治医と相談し、治療を継続してもらいたいと思います。

この患者さんとは、私と一緒にしっかり治療をしていくことを約束し、まずは大きな病院で専門の先生の診察、必要な検査、を行ってきてもらうことになりました。
2015-02-21

患者さんとしっかりコミュニケーションをとり、信頼関係を築くことで、患者さんが難しい治療にも向き合ってくれるようになります。
3年間放置してきた病気を、私と出会い、治療する気になってくれたことはとても嬉しく思いました。

楽な治療ではないと思いますが、コツコツと地道で確実な治療を継続することが、長い目で見たときに、大きな違いとなって現れます。
私もこの患者さんの治療において、どんなときも最善を尽くしていくことを心に誓ったのでした。

【当クリニックでは、糖尿病・高血圧を中心に生活習慣病の診療の他、一般内科の診療や、健康診断も行っています。検査内容も含め、何かございましたら、お気軽にお電話ください。】
(電話をかける⇒03-6450-8506) 

(患者さんの年齢・性別・症状などは、個人が特定されないよう、変更して記載している場合がございます。ご了承ください。)

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院長経歴(プロフィール)

かまやち内科クリニック院長。元慶應義塾大学病院 腎臓内分泌代謝内科所属。予防医学医。 専門は、糖尿病・高血圧、その他の生活習慣病(脂質異常症、痛風(高尿酸血症)など。オーダーメイドの診療を心がけています。医療現場の真実と向き合い、医療のあり方を一緒に考えていきたい。ひとりひとりの幸せな人生に寄り添い、病気と闘い続ける医師でありたい。そんな想いを込めて日々、走り続けています。