2015年10月30日

【高血圧/循環器/三宿】今月は血圧が高くなりやすい?《池尻大橋、三宿、太子堂、代沢、下馬、三軒茶屋、世田谷区》

 

こんにちは。院長の釜萢です。

 

当クリニックに通う高血圧患者さんには、血圧手帳という、自分の血圧測定したものを書き記しておく手帳をお渡ししているのですが、
今週の外来診療では、血圧が高くなったという患者さんが多くいらっしゃいました。

 

様々な原因がある中で、今年は寒くなるのが早い(この1カ月のうち、何度か寒い時期があった)ということも、大きな原因の一つになっているようです。

 

通院中の患者さんは、治療を開始して血圧が良い数値でコントロールされるようになり、ホッとしている方が多かったと思います。
ところがここへきて、再度血圧が上がってきてしまった。
どうしたことだろう?というわけです。

 

実は、血圧は気温とも大きく関連しています。
気温が下がると血管が収縮する。そうすると、血圧も上がります。

 

今週いらした患者さんは、この1カ月で気温が下がったときに、血圧が少し上がってきていたのを気にしていた。というわけです。

 

このことを説明すると、今まで(血圧を測ったことがなかったときには)気が付かなかった、という反応が少なからずありました。
このような新しい発見は、喜ばしいことだと思います。

 

高血圧の患者さんが、普段の血圧を知ること。また糖尿病患者さん(とくにインスリン治療中の患者さん)であれば普段の血糖値の変化を知ることは、治療の第一歩になります。

 

今まで関心のなかった自分の血圧が、季節によって変化すること(この変化には、かなり大きな個人差があります)を知ったら、どの時期にどの程度の血圧だと自分は調子が良いのかわかると、さらに良いですね。
いつも血圧をみてもらっている先生と、ご相談してみるのもよろしいかもしれません。

 

2015-10-30

【当クリニックでは、糖尿病・高血圧を中心に生活習慣病の診療の他、一般内科の診療や、健康診断も行っています。検査内容も含め、何かございましたら、お気軽にお電話ください。】

(電話をかける⇒03-6450-8506) 

 

(患者さんの年齢・性別・症状などは、個人が特定されないよう、変更して記載している場合がございます。ご了承ください。)

 

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【貧血/発熱/難病】動悸・息切れ・呼吸困難が2週間続いた22歳男性。

 

 

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2015年10月20日

【貧血/発熱/難病】動悸・息切れ・呼吸困難が2週間続いた22歳男性。《世田谷区目黒区渋谷区港区、池尻大橋、三軒茶屋、三宿》

 

こんにちは。院長の釜萢です。

 

先日、若い男性がとても疲れた表情でクリニックの待合室に座っていました。
22歳男性。まだ学生さんでした。

 

2週間前から坂を登るときに動悸・息切れを自覚するようになり、1週間前からは症状が悪化して息苦しさまで出てきたとのことでした。
そして、今朝から39℃の発熱。。。

 

症状としては、それほど稀なものではなかったのですが、なんといっても若い男性。
しかも、定期的に運動をしていて、健康診断でも一度もひっかかったことのないとのこと。

 

複数の検査を行い、結果は血液を構成している3つの血球成分が、すべて少なくなっている【汎血球減少症】というものでした。

 

出血しやすい、出血が止まらない、などの症状はみられなかったものの、高熱で重度の貧血症状。
近くの大きな病院に救急搬送となりました。

 

 

糖尿病や高血圧を専門に診ていると、一般内科的な重症疾患はあまり多く見かけませんが、
それでも中には緊急対応が必要な方もいらっしゃいます。

 

糖尿病・高血圧の専門性はしっかり高めつつも、一般内科医としての能力も維持することの大切さを
再認識した経験でした。

 

2015-10-20

【当クリニックでは、糖尿病・高血圧を中心に生活習慣病の診療の他、一般内科の診療や、健康診断も行っています。検査内容も含め、何かございましたら、お気軽にお電話ください。】

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【気管支喘息/咳喘息】風邪(咳、咽頭痛)からも、気管支喘息発作/咳喘息は起こります。

 

 

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2015年10月18日

【気管支喘息/咳喘息】風邪(咳、咽頭痛)からも、気管支喘息発作/咳喘息は起こります。《池尻大橋、三軒茶屋、三宿、中目黒、駒場東大前》

 

こんにちは。院長の釜萢です。

 

最近急に寒くなり、咽頭痛、咳を伴った風邪(上気道炎)の患者さんが増えてきています。
なかには、もともと気管支喘息をお持ちの方が風邪をひいてしまい、発作につながってしまう方もいらっしゃいます。

 

気管支喘息は、気管支に慢性的な炎症が続き、さまざまな刺激に敏感になり、空気の通りみちが狭くなる病気です。
これは大きく以下の2つの病状に分かれます。
<1>気道に炎症が起こっている
<2>気道が狭くなって空気の通りが悪くなっている

 

気管支喘息治療の詳細は別の機会に譲りますが、
<1>に対して、
吸入ステロイド薬、抗アレルギー薬(抗ロイコトリエン薬など) など
<2>に対して
(長時間作用型)β2刺激薬、テオフィリン製剤、抗コリン薬 など
を用います。

 

風邪の咳が、いつのまにか気管支喘息を誘発してしまった、ということも決して少なくないため、風邪をひかないよう、注意しましょう。
また、喫煙は喘息を悪化させやすく、薬の効果を低下させるので禁煙しましょう。(当クリニックでも禁煙外来を行っております。

 

次に咳喘息は、喘鳴(ゼーゼー・ヒューヒュー)や呼吸困難を示さず、呼吸機能検査が正常であるにも拘わらず、慢性の空咳(痰を伴わない咳)が続く病気です。
いわゆる一般的な喘息(気管支喘息)の前段階の症状と考えられています。
風邪が治った後にも、そのまま咳が続いてしまい、いつまでたっても止まらない場合や、咳が夜中に続いてなかなか眠ることの出来ない、といった方は、咳喘息の可能性も考えます。

 

最近、咳喘息は増えてきています。
咳喘息は、しばらくすると気管支喘息に移行してしまう場合があるため、その前にしっかり治療を受けましょう。
こちらも、風邪をひくことや喫煙などが誘因になりますので注意しましよう。

 

最後に、気管支喘息などの呼吸器疾患をお持ちの方は、インフルエンザにかかると重症化する確率が高いと言われており、
早めにインフルエンザ予防接種も行うことをお勧めします。
(当クリニックでは予約不要です。)

 

2015-10-18

【当クリニックでは、糖尿病・高血圧を中心に生活習慣病の診療の他、一般内科の診療や、健康診断も行っています。検査内容も含め、何かございましたら、お気軽にお電話ください。】

(電話をかける⇒03-6450-8506) 

 

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【インフルエンザ予防接種】開始しました。
人生は一度。目先のことにとらわれず、冷静な判断を。

 

 

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2015年10月17日

人生は一度。目先のことにとらわれず、冷静な判断を。

 

こんにちは。院長の釜萢です。

 

今日は近隣の病院から、紹介状のお返事が2通届いていたのですが、いずれも重症な患者さんを緊急に病院へご紹介したものでした。

そして、二人とも精密検査の結果、重症と判断され、入院を勧められたとのことでした。

 

ところが、その方々はお二人とも入院はせず、一人は3日間点滴治療に通い、もう一人の方は当クリニックから処方していた内服薬で経過観察することになったそうです。

 

お二方ともお若い方で、仕事も忙しいなど、入院が簡単ではない状況だったのだろうと思います。
ただ、病院の先生が入院を勧めるというのは、それなりの根拠があってのことで、安易に行うものではありません。

 

人の命は一つ、人生は一度です。
若い年代の方が、死を意識することは難しいのかもしれませんが、紹介状のお返事を見たところ、私が病院の医師の立場であれば、入院するよう間違いなく全力で説得するであろう内容も含まれていました。

 

患者さんの皆さまにも、諸事情あることは当然わかるのですが、それでも命の大切さを間近に感じてきたものとしては、目先のことにとらわれて、大きな大切なものを失わないよう、冷静な判断をして頂きたいと心から願う次第です。

 

2015-10-17

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(電話をかける⇒03-6450-8506) 

 

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糖尿病を知らない20年来の糖尿病患者さんが来院。

 

 

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2015年9月2日

糖尿病を知らない20年来の糖尿病患者さんが来院。《世田谷区目黒区渋谷区港区、池尻大橋、三軒茶屋、中目黒、三宿》

 

こんにちは。院長の釜萢です。

 

先日、50歳代の男性が糖尿病治療を希望で当クリニックを受診しました。
その方の持っていた血液検査の結果には、血糖値は載っているものの、HbA1cは測定されておらず。
(注:HbA1cとは、最近1~2ヶ月の血糖の状態を推定できる値のこと)

 

本人に、今までのHbA1cの値を聞いてみたところ、そもそもHbA1cを知らず。
さらに、糖尿病とはどんな病気か、ほとんど知らない状況でした。

 

糖尿病は、病気そのものも怖いのですが、むしろ糖尿病があることによって動脈硬化が進んだり、生活に支障をきたす合併症を起こしやすいところが、本当の怖さです。

 

幸い、お薬だけは処方されていて、それらは欠かさず飲んでいたようですので、緊急性の高い状況にはなっていなかったのですが、血糖コントロールが非常に悪いことは間違いなさそうです。

 

今回のケースでは、病気の説明がなされないまま、長い間治療が続けられてきていたということになり、非常に残念でなりません。

 

やはり糖尿病に限らず、長い期間しっかり治療をしていく必要のある病気をみてもらうのであれば、納得のいく説明をしてもらえるということは、医師を選ぶうえで最も重要なポイントの一つかと思います。

 

糖尿病、高血圧を専門に診ている自分としては、一生を通じてその患者さんと関わっていくつもりで診療をしていますので、十分な信頼関係のもとに通院を続けてほしいと願っています。

 

2015-09-02

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急に気温が下がりました。こんな時の注意点は・・・。

 

 

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2015年8月30日

急に気温が下がりました。こんな時の注意点は・・・。《上気道炎、胃腸炎、膀胱炎、腎盂腎炎、池尻大橋、三宿、下馬、世田谷区目黒区》

 

こんにちは。院長の釜萢です。

 

先週の中ごろから急に気温が下がり、体調を崩す方が相次いでいます。
当クリニックに体調を崩して来院する方の症状、病気は、大きく分けると以下の3通りに分かれています。

 

(1)ふだん風邪を引いた時によくあらわれる症状である、咽頭痛(喉が痛い)、咳嗽(咳がでる)などを中心とした症状。

 

これは普段風邪をひいたとき、喉がはれやすかったり、咳が出やすい方が、今回も同様の症状でいらした場合。
高熱や頭痛を伴ったりしていることもあります。

 

まずは体の診察、次に症状に応じて、胸部X線や血液検査を行うこともあります。

 

治療は基本内服薬としますが、非常に重症感が強いケースや、病院を紹介するにも、そこまで行ってもらう前に
対応が必要と判断した場合、まれに注射や点滴を行うことがあります。

 

(注意:注射や点滴治療の必要性を判断するのは医師です。治療内容は患者さんの病状から、医学的根拠をもとに、
判断しています。以前、注射による治療がなされないことに腹を立て、暴言を吐いてスタッフや周囲の患者さんに
迷惑をかけた患者さんがいらっしゃいました。皆様方におかれましては、くれぐれもこのようなことがないように、
よろしくお願いいたします。)

 

予防としては、一般的な風邪と同じですが、うがい、手洗いを行うこと。気温の変化に合わせ、着ているものを
調節する、などが有効です。

 

(2)腹痛、下痢がひどく、場合によって嘔気・嘔吐などを伴う症状。

 

もともと胃腸が弱い方はもちろん、そうでない方も、このような症状をきたします。
これに加え、高熱が加わるときもあります。

 

まず体の診察、次に症状に応じて、腹部X線や血液検査を行うこともあります。
こちらも治療は基本内服薬としますが、脱水が強いケースや飲食が難しい場合には、注射や点滴を行うことがあります。

 

予防としては、暴飲暴食、大量飲酒は避けるように。また生ものは控え、火をよく通してから食べることも、
感染性胃腸炎にかかる確率を減らします。

 

(3)はっきりした症状はないが、急激な高熱をきたした場合。

 

これが一番診断の難しいケースです。若い女性で、膀胱炎の既往がある場合は考えやすいのですが、
本人が、膀胱炎になったことはないと思っており、自覚症状がない時もあります。

 

このようなとき、全身の診察をした後、炎症のフォーカスが(どこにばい菌が入ったか)はっきりしない場合には、
尿検査(迅速)を行うことが多いです。

 

これで膀胱炎(高熱が出ている場合は、急性腎盂腎炎)が何人も見つかりました。
治療は必要に応じて点滴治療を行います。安静にし、水分を十分摂取し、寒くしないことも大切です。

 

予防は、しっかり水分補給をし、トイレに十分な回数いくこと。お腹や足をあまり冷やさないこと、免疫力を落とさないこと
などがあります。
女性の場合は、海、プールなどに行った後に、膀胱炎になった、という方もいらっしゃいましたので、これらも注意かもしれません。

 

2015-08-30
 

【当クリニックでは、糖尿病・高血圧を中心に生活習慣病の診療の他、一般内科の診療や、健康診断も行っています。検査内容も含め、何かございましたら、お気軽にお電話ください。】

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「3大夏風邪」手足口病、ヘルパンギーナ、プール熱に注意

 

 

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2015年7月20日

「3大夏風邪」手足口病、ヘルパンギーナ、プール熱に注意《池尻大橋、三宿、下馬、三軒茶屋、中目黒》

 

こんにちは。院長の釜萢です。

 

今年の夏は、喉が痛くて熱を出す患者さん、かなりクリニックで診察しています。
当クリニックでは小児の診察していないため、「溶連菌感染症」を含めて一般的な抗生剤が効くものが多いです。

 

さて、3大夏風邪と言えば、手足口病、ヘルパンギーナ、プール熱(咽頭結膜熱)。
毎年6月から8月にかけて子どもを中心に患者が増える病気です。

 

特に今年、2年ぶりに大流行の兆しを見せているのが手足口病。
6月は西日本が中心でしたが、その後、東北や関東地方でも増えており、全国的に広がりつつあります。

 

手足口病は、名前の通り、手と足、口の中の粘膜に水疱を伴う発疹ができる急性ウイルス感染症。
乳幼児の感染が多いですが、大人でもかかることがあります。
特徴は強い喉の痛み(食事や水分が摂れなくなることもあり)と発熱です。

 

原因は、コクサッキーA6、A16、エンテロウイルス71型などへの感染で、特効薬はなく、治療は対症療法となります。
ほとんどの場合、数日から1週間程度で改善しますが、稀に重症化することがあるため、症状が強い場合はすぐに医療機関を受診して下さい。

詳しくはこちら⇒国立感染症研究所「手足口病とは」

 

 

昨年流行したのは、ヘルパンギーナ。
突然38度以上の高熱が出て、口蓋垂(のどちんこ)の周辺に水ぶくれのような水疱ができる病気。

 

原因は手足口病と似ていて、コクサッキーウイルスA群、コクサッキーウイルスB群、エコーウイルス、エンテロウイルスへの感染です。
のどの痛みと発熱は手足口病と共通していますが、違いは手足口病と比べ高熱が出ること。
また、水疱は口の中だけに限られることです。

 

治療はこちらも特効薬はないため、対症療法になります。

詳しくはこちら⇒国立感染症研究所「ヘルパンギーナとは」

 

 

最後にプール熱。プールでの感染が多いためこの名前が付きましたが、正式名称は咽頭結膜熱。
感染はプール以外の病院や介護施設などでも起こり、高齢者が感染することもあるので注意が必要です。
夏を中心に、秋と春にも小さな流行がみられることあり。

 

原因はアデノウイルスへの感染です。
症状は喉の痛みと発熱が共通しますが、それ以外にも頭痛、食欲低下、全身のだるさ、結膜炎にともなう目の充血、痛み、涙目など、多岐にわたります。
治療はやはり対症療法で、目の症状が強ければ点眼薬なども使います。

詳しくはこちら⇒国立感染症研究所「咽頭結膜熱とは」

 

 

3大夏風邪の予防は、手洗いをして、感染者との接触やタオルの共用を避けることなどです。
高齢者や乳幼児の中にはまれに重症化する人もいるので注意しましょう。

 

2015-07-20

 

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月経(生理)不順も侮るなかれ~ホルモン異常の可能性~

 

 

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2015年6月23日

月経(生理)不順も侮るなかれ~ホルモン異常の可能性~《世田谷区目黒区渋谷区港区杉並区》

 

こんにちは。院長の釜萢です。

 

最近、まれな病気の患者さんを診察する機会が増えています。
先日、糖尿病と高血圧、脂質異常症を健康診断で指摘された30代の女性患者さんが当クリニックを受診しました。

 

とくに高血圧が重症であったため、高血圧の原因となるホルモンが異常に分泌されている病気(二次性高血圧)はないか、検査したところ、
副腎と下垂体(いずれもホルモンを分泌する臓器)から出ているホルモンがとても少ないことがわかりました。

 

その患者さん、問診の際に月経(生理)不順があると言っていたのですが、よくよく聞いてみると若いころから年に1回しか生理が来ないとのこと。
そのため、婦人科からお薬を処方されていました。

 

下垂体から分泌される、卵巣を刺激するホルモンが少ないと、女性ホルモンが十分分泌されずに月経不順(無月経)になります。
現在、このようなことが起こっていないか、内分泌科の詳しい検査のできる医療機関で、検査をしてもらっています。

 

糖尿病、高血圧が専門の私の場合、これらの病気はホルモン(内分泌)が深く関わっており、それらに関するホルモンの検査は随時行っています。
今回のように、脳下垂体や女性ホルモン異常まで関係してくることは、かなり稀なケースではありますが、しっかり診断していきたいと思います。

 

女性の皆さまには、たかが月経(生理)不順と高を括ることはせず、妊娠の可能性も含め、早めに婦人科を受診することをお勧めします。

 

2015-06-22-(2)

 

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【糖尿病・高血圧・痛風患者さん】暑くなってアレの季節です。
 

 

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2015年6月12日

品川から患者さん「高血圧の治療をやり直したい」《表参道、渋谷、恵比寿、代官山、広尾、麻布十番、白金、六本木》

 

こんにちは。院長の釜萢です。

 

梅雨に入り、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
湿度が上がり、体調が今一つすぐれない方も増えているようです。

 

先日ある患者さんが、「血圧の治療をやり直したい」とのことで、品川より当クリニックまでいらっしゃいました。
その患者さん、昨年の冬から今年4月まで血圧の薬を飲んでいなかったそうです・・・。

 

いろいろな事情があり、なかなか病院を受診できず、4月末に病院を受診したところ、十分な診察もなく2か月分の薬が処方されたとのこと。
その時の血圧は 180/135 でした。
しかし薬を飲みだして血圧が下がり、「立ち上がる際にふらつく」症状が出てきて、現在薬の一部を自己判断で休薬していました。
どうしてこのようなことになってしまったのか、詳細は分かりませんが、一つには、血圧を専門にみている先生ではなかった(他の科が専門の先生だった)ことがありそうです。

 

そしてもう一つが、新しい薬「合剤」の出現です。
血圧の薬には2種類の薬を合わせて1剤にした「合剤」というものが多数存在するのですが、説明を受けて処方をされている方はどれだけいらっしゃるでしょうか。
この方に処方されていた薬は、高血圧治療によく使われる2種類の薬が一つになったものだったのですが、それぞれが最大量で合わさっているため、降圧効果も非常に高いものでした。

 

現在、医療技術・治療方法の進歩のスピードは目覚ましいもので、自分が専門としている分野だけでも、短期間にいくつも新薬が登場し、治療方針の改善も頻繁に行われています。
私も勉強会・研究会に参加し、また他病院の外来を持つなどの工夫をしながら、知識を随時アップデートし、最先端の治療を提供できるよう努力しています。
これからますます、多くの患者さんのお役にたてるよう、日々成長していきたいです。

 

2015-06-12

 

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近隣の病院から糖尿病高血圧患者さんをご紹介頂きました。
【糖尿病・高血圧・痛風患者さん】暑くなってアレの季節です。

 

 

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2015年6月3日

【糖尿病・高血圧・痛風患者さん】暑くなってアレの季節です。《麻布十番、白金、六本木、表参道、渋谷、恵比寿、代官山、広尾》

 

こんにちは。院長の釜萢です。

 

6月に入り、一段と気温が上がってきました。
当クリニックにいらっしゃる患者さんからも、「暑くなると冷たいものがほしくなる」との声が聞こえてきます。

 

冷たいものでみなさんが想像するものは何でしょうか?
甘いものが好きな患者さんからは、「アイスクリーム」「ソフトクリーム」という意見がかなり多いようです。
たしかにおいしいのですが、糖分も多いうえに、カロリーもとっても多いです。
せっかく食事の方のカロリーを減らしても、間食でこれらを食べたら、普段以上のカロリーになってしまいます。

 

そして、何と言っても多いのが「ビール」などの冷たいアルコール類ではないでしょうか。
当然、これらはカロリーもあり、プリン体(痛風のもとになる物質)も含んでいることから、
糖尿病や痛風患者さんには大敵です。
「プリン体0・糖質0」をウリにした発泡酒も出てくるなど、それでも飲みたい方々が少なくないことを示すものかと思います。
これらを全く口にしない、というのも大変ですので、病状に応じて量を決めるというのが現実的なところかと思います。

 

それでは、高血圧の患者さんはこの時期全く問題はないのでしょうか。
確かに一般的に、気温が上がると血圧は下がる傾向にあります。
しかし落とし穴があります。

 

糖尿病やその他の生活習慣病を合併している高血圧患者さんに多いのですが、
この時期に体重が増えてしまうケースです。
体重が増えると、血圧は上昇していきます。
その結果、その他の生活習慣病が悪化していくのと並行して、血圧コントロールも悪化してしまうということになります。

 

やはりどの季節でも、食生活をはじめとした生活習慣が乱れると、病気は悪化していく傾向にあります。
気温が上がると、外で運動がしやすくなりますので、体を動かす量を増やすなど各々の生活に応じた工夫をしながら
この時期も乗り切っていきましょう。

 

2015-06-03

 

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痛風発作が多いです。糖尿病高血圧合併も注意です。

 

 

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